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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Aパート
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車が完成予定は6月下旬頃らしい。つまり、あと1ヶ月ここで勉強をしないといけない。それに、これはチャンスだ。ここで戦車について練習や勉強することで大会での力はもっと着くはずだ。ただ、・・・このまま、練習期間が終わるまで彼女達と何も無ければいいが)
と彼女たち4人を見て思った。
一方、ここに通っている彼女達はと言うと
「あの人、イケメンでいいかも(矢元を見る)」
「隣の子かわいいですね(城ノ崎)」
「・・・(目の前の早間を見る)」
とそれぞれの反応を示した。
だが、一方
「男が戦車道?そんなの認めないんだから」
と若干一人だけは違った反応があった。先程から天桐達に凄い敵意を持っている眼鏡女子だ。
「ねぇ、ハルナ。そんなに怒ってどうするの」
「だって、男が戦車道だなんて」
「えぇー、別にいいじゃん。かっこいい人もいるしさぁー」
と言うが、眼鏡女子ことハルナは、
「何言ってんの、男が戦車道をするなんて伝統が汚れるわ。それに、」
天桐をもう一度睨みつけた。
「あの男、なんかさっきから私のことばっかり見て不愉快なんだけど」
と言ったハルナに天桐は、
(それは、おめーが睨んでくるからだろ!)
と心で反論した。
「はいはい」
そんな中、岡野は手を叩いて彼女達の会話を止めた。
「では、こちらも自己紹介しましょうか」
今度は、女子達に自己紹介をさせた。
「さぁ、ハルちゃんから」
と岡野が言うと、
「え?は、はい」
返事をした眼鏡女子や他の3人は席から立ち上がって、順に自己紹介を始めた。
最初は、ずっと天桐達男子に敵意と不信感を抱いている眼鏡女子だ。
「ゴホン。ハルナよ。・・・よろしく(プイ)」
次は、隣に座っているテンションが妙に高いギャル風の女子だ。
「はーい。ナツコ、でーす。どうぞ、よろしくねー(両手を振る)」
三番目は、この中で一番の長身であり、黒い長髪のお嬢様っぽい女子だ。
「わたくし、ミアキと申します。以後、お見知り置きを(お辞儀)」
最後は、ずっと無言のままこちらを見ている一番背の小さい女子だ。
「・・・チフユです・・・(ペコリ)」
こちらも個性が出た自己紹介をした。
全員の自己紹介を終えたことで、岡野は
「さぁ、自己紹介も終わったところで、早速、練習を始めたいと思います。では、皆さん。これより車庫に行きますね」
と言って教室のドアを開けた。
「車庫へですか?」
天桐が言うと岡野は
「はい。まずは、実際に戦車を触ったり見たりして乗ってみましょう」
そう答えた。
「え?いきなりですか?」「早速、乗れるんですか」
天桐は驚いたが、早間は喜んだ。
「えぇ、教科書で学ぶより実際で学ぶ方が一番覚えやすいですし、上達が早いんですよ。では、行きましょうか」
と言い、岡野は教室を出た。

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