暁 〜小説投稿サイト〜
メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Aパート
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いたいこと昔のことを分かっています。けど、貴方が悪いわよ」
と岡野はハルナを叱った。
「・・・けど」
とハルナは悔しい顔をして、そう言った。
すると岡野さんが仕方ないという顔をして
「では、こうしましょう。ここは、お互い戦車道で、決闘で決着をつけるのは」
と言ってきた。
「戦車道で?」
「決闘?」
天桐とハルナ、更に周りの7人も驚いた。
「そうね。来週の日曜日の6日でいいでしょう」
と日付まで決めてきた。それに対してハルナは、
「え?しかし」
異議を唱えようとすると、
「あら、けどさっき男子に負けないと言ったでしょ。怖くなったの?」
岡野はハルナにそう言ったのせいで
「いいえ、分かりました」
とその決闘を承諾したのだ。ハルナは天桐達を睨み
「いいわ。望むところよ、相手になってあげる。こいつらと私たちの1対1での決闘を受けます」
天桐達に指を指しそう宣言した。それには天桐他7人共全員が驚いた。
「え?決闘をやるのか。俺らがお前らと?」
「ええ、そうよ。嫌ならいいわよ。どうせ勝つのは私たちなんだから」
「な?」
「それにアンタ達、センス無いのよ。今までの練習見ていてそう思ったは」
「おま」
「男は尻尾巻いて逃げればいいじゃない。チキンちゃーん」
とハルナは挑発をした。すると、天桐は今までのハルナの態度や言動に対する不満が溜まっていたせいもあってかその一言で堪忍袋の緒が切れてしまった。
「じ、上等だ!やってやるよ」
と怒鳴った天桐は他の4人に意見も聞かずに勝手に決めた。
「では、決まりですね。それまで皆さん喧嘩は控えてくださいね。」
「「はい」」
と天桐とハルナは答えた。
「はい、では皆さん。帰る準備をして帰宅して下さいね。私は、この後用事があるんで先に行きますね」
と岡野は早歩きで車庫から出て行った。
天桐やハルナ達は、そのまましばらく無言になった。
(はぁ、決闘か)
と天桐はそう思い皆の方へ行こうとした時だ。
「ねぇ、待ちなさいよ。決闘、ほんとにやるの?」
とハルナは天桐を言い止めた。
「当たり前だろ。売られた喧嘩を買わなきゃ男が廃るってよく言うだろ」
と振り返った天桐は言い返した。
「そう」
と言ったハルナは、
「なら、何か罰ゲームがないと面白くないわね」
と突然言い出した。それに天桐は
「罰ゲーム?」
「えぇ、そうよ。内容は、そうね」
と腕を組んで考え込むとニカと笑い天桐を睨んだ。
「もし、負けたら方はしばらくの間、相手の言うことを1つ聞くってどうかしら。勿論、チーム連帯責任で全員ね」
と言った。
「な!?」
それには、天桐をはじめ彼ら5人共は驚いた。一方、
「ちょっとハルナ」「何をおっしゃっているのですか?」「・・・」
とナツコ達3人も同じくだ。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ