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幽雅に舞え!
ティヴィルとの決戦!
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すねえ。ロォートムの攻撃、受けてみなさい!放電!」
「それはどうかな。フワンテ、シャドーボール!」 
 
 車両を埋め尽くさんとするような放電に、フワンテが漆黒の球体で迎え撃つ。が、力負けしてフワンテの体が電撃を受けた。サファイアの体も少し痺れる。
 
「それ見たことですか。そんなポケモンでは私には勝てませんよぉー?」
「・・・いいや」
「?」
 
 サファイアが呟くように言う。電撃を受けたフワンテの体が輝き始めた。その小さな体が、巨大化していく。
 
「本当の勝負は、これからだ!お前の仲間達を傷つけられた怨み晴らせ、フワライド!」
「ぷわわぁー!」
「ほぉーう、進化させてきましたか・・・ですがその程度でなんとかなると思わないことですね」

 特別進化には驚かないティヴィル。むしろ面白そうに笑みを浮かべた。
 
「フワライド、シャドーボール!」
「では見せてあげましょう、我がロォートムの真の力を!ウォッシュロトム、チェンジ!そしてハイドロポンプ!」
 
 先程より大きく威力を増したシャドーボールに対し、ティヴィルはロトムの体を洗濯機のように変型させる。そしてそのホースの部分から、大量の水を放ってきた。シャドーボールが相殺される。
 
「折角の進化もそぉーの程度ですか?」
「まだまだ!フワライド、妖しい風!」

 漆黒の弾丸は相殺出来ても、吹きすさぶ風は打ち消せまい。そう考えて攻撃する。

「ならばウインドロトム、チェンジ!そぉーしてエアスラッシュ!!」

 今度はロトムが扇風機の姿を取り、幾多の風の刃を放ち。またしても攻撃が掻き乱され、ロトムには届かない。
 
「くそっ、なんでもありかあの変型は・・・」
「そぉーのとおり。そしてそろそろ見せてあげましょう、我がロトム最大級の攻撃を」
「!!」
「ヒートロトム、チェンジ!そぉーして・・・オーバーヒートォー!」
「ぷわわぁー!」
 
 サファイアが何か指示をだす前に、フワライドがサファイアを庇うために動いた。進化したその巨体はサファイアの体を覆い隠すのに十分で、ヒーターに変型したロトムの猛火を防ぐ盾となる。
 
「フワライド!!」
「ぷわ・・・」
 
 だがそれは相手の最大級の攻撃をまともに受けるのと同じ。フワライドの体が焼け焦げ、すさまじい熱を持ち。
 
「ぷーわーわー!」
 
 その体がみるみるうちに。車両の天井につくまでに大きく膨らんでいく。
 
「こぉーれはまさか・・・熱暴走!?」
 
 わずかだが焦ったティヴィルの声に、これはチャンスだと直感するサファイア。
 
「踏ん張れフワライド、もう一度シャドーボール
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