第69話 新撰組最強の男
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方さんが近藤さんを倒しましたか?」
沖田は今とは別人のように狂ったように笑い転げた。
「お前もそうなんだろう?総司」
土方は典太を抜いて刃先を沖田に向けた。
「さて、どうでしょうか?ですが、近藤さんを倒したとなれば、私は是非に土方さんと死合いたいと存じます」
沖田もゆっくりと剣を抜いた。
(俺は近藤さんだけじゃなく、総司まで斬らねばならんのか)
土方は自分の運命を呪った。が、自分の決心はかわらなかった。
(この世に蘇った怪物すべて斬る)
土方は化け物を斬ってきた典太を握り、沖田に向かって構えた。
「私は、近藤さんと土方さん、貴方たちと真剣で戦ってみたかった。誰が最強なのか知りたかった。やっと、念願がかないました」
沖田はにやりと笑った。血で血を洗う戦いを楽しむかのように。
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