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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic14公開意見陳述会へ向けて〜Scout〜
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」
クロノ君の珍しい冗談に「エイプリルフール・・・?」ティアナが小首を傾げた。次元世界にはそんな習慣は無いから当たり前か。
「私やなのはちゃんの出身世界にあるイベントの1つでな。4月1日の午前中にだけ、嘘を吐いてもええんよ」
「へぇ〜。変わった風習があるんですね」
「で、だ。時期的に見て十中八九、ルシルが何かしらの手段を使ってゲイズ中将を説得したと考えるのが妥当だな。ゲイズ中将は地上の正義の守護者と謳われているが、黒い噂は絶えない。おそらくはそこを突いたんだろう」
プライバシーを丸裸に出来るルシル君なら、ゲイズ中将の裏まで簡単に探れるやろうし。ルシル君だけは絶対に敵に回したないわ。少しばかりの沈黙の後、「ランスター二士」クロノ君がティアナに声を掛けた。
「あ、はい!」
「今回の事件、おそらく大変な任務になるだろう。だが、はやて達を信じ、共に支え合い、そしてこの任務を完遂して欲しい」
「っ! はいっ、もちろんです!」
ティアナは立ち上がって敬礼した。それからケーキと紅茶に舌鼓を打って、ふと「そう言えばアースラ、改修中なんか?」クラウディアの隣に停泊してたアースラの話題を振る。クロノ君がクラウディアに移ってからアースラは稼働してへんかったしな。
「いいや。経年劣化により、もう長期任務に耐えられない程に痛んでいるとのことで、来月の末に廃艦処分されることが決まったよ」
「そ・・・か・・・。なんや寂しいな、やっぱり。アースラは私らチーム海鳴の旗艦みたいな、思い出深い艦やったからなぁ」
「まぁ、あの艦もこれまで頑張ってくれて来たんだ。そろそろ休ませてあげよう」
「そうやね・・・。っと、ごちそうさまでした♪」
ケーキを食べ終えて、「そんじゃティアナ。そろそろお暇しよか」先にケーキを食べ終えて、紅茶をほんのりと頂いてたティアナに声を掛ける。
「あ、はい。ごちそうさまでした」
「ああ。っと、そうだ。はやて。ロッサからの預かり物だ」
そう言うてクロノ君が私に差し出したんは1枚のデータカードやった。私はそれを受け取りながら「ロッサがここへ来てたんはコレが理由か?」って訊ねる。すると「ゲイズ中将周りのデータが収められている」って答えてくれた。
「今後の捜査に役立ててくれ、だそうだ」
「おおきにな。あとでロッサにもお礼を言わなな♪」
「ああ、そうしてやってくれ」
「ん。じゃあクロノ君。またな」
「失礼いたします、ハラオウン提督」
そうしてクロノ君に見送られながら私とティアナはクラウディアを後にして、そのままの技術部区画へと向かう。時刻を確認して、「まだお昼休みやないし、オフィスに居ってくれるかな〜」すずかちゃんへと通信を繋げてみる。すると間を置かず
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