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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic14公開意見陳述会へ向けて〜Scout〜
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っても過言ではない出力ですが、共に魔力を使って展開する物なのでAMFには弱いかと・・・」

ティアナの見解は正解や。地上本部を護る障壁は魔力頼り。列車砲や戦闘機の物理攻撃を永遠とは言わずともある程度は耐えてくれるやろう。その間に地上部隊や航空部隊で兵器を破壊して回る。聖王教会の騎士団も協力してくれるし、そう難しないはずや。そやけど何百機ってガジェットが障壁に取り付いてAMFを全開発動すると、防御力は落ちるやろう。そこに物理破壊攻撃を食らえば・・・。

「なるほど。洞察力も優れているんだな。素晴らしい人材じゃないか、はやて」

「やろ♪」

「恐縮です!」

クロノ君にも褒めてもらえたティアナはホンマに嬉しそうや。クロノ君は少しばかり俯き加減になって「・・・正直、ルシルの戦力を当てに出来ないと知った時、かなり不安だった」って漏らした。

「彼の広域攻撃と防御は、次元世界屈指のレベルだ。対兵器戦では活躍してくれただろう」

クロノ君はそう言うけど、私としてはルシル君が側に居って見守ってくれるってゆうだけで、すんごい支えになってくれるんやけど。でもルシル君の戦力が重要やってことも理解してる。

「そやけど、それ以上にルシル君はすごい仕事を成してくれたよ」

戦力以上の偉業をルシル君はしてくれた。クロノ君も俯かせてた顔を上げて、「地上本部に協力申請受諾を出させた、だな」そう言うた。元は地上本部からの無理やりな査察を阻止しに行ったんやけど、どうしてそうなったんかゲイズ中将と協力体制を結んでくるなんて特大なオマケも持って帰ってきた。

「ゲイズ中将は企業や政界からの支援もあるし、管理局最高評議会にも一目置かれてる。そんで本局や海が大嫌い。そやから本局から地上本部が狙われるかもしれへんって注意を呼び掛けても、地上の防衛力は鉄壁や〜言うて特別な対策は執らへんかった」

地上本部の武力や発言力はホンマに高うなってて、本局でも危険視されてる。そやから下手に本局が口出しすると、内政干渉や強制介入なんて捉えてさらに諍いが起きる可能性がある。そやから何か大きな問題が起きても即座に本局からの主力投入は表だって出来ひん。

(その問題をどうにかするために、グレーゾーン気味の裏技を使うてまで私らは機動六課を作った)

それもこれも本局預かりでありながら地上で自由に動くため。そんで地上本部が本腰を入れるか、本局と教会の主力投入までの間、前線で問題と戦うための戦力。それが私ら六課の意義。やったんやけど・・・。

「そんなところにゲイズ中将からの、本局からの協力を受け入れる、という話だ。公開意見陳述会の終わりまで、という期間限定だとしても通常じゃ考えられない事態だ。当然、本局は度肝を抜かれたよ。僕と母さんはエイプリルフールかと疑ったくらいだ
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