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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic14公開意見陳述会へ向けて〜Scout〜
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す」

そう訊かれた私とクロノ君は顔を見合わせて、小さく首を横に振る。

「すまないが、ルシルとティーダ一尉の関係については判らないな。単純にマクドゥガル次官の発言が度が過ぎていた、というのが一番考えられる。正直、僕もマクドゥガル次官の発言には吐き気を催したくらいだ」

「辛辣やなぁ。まぁ私も同じやけど。・・・それと私も、ルシル君とティーダ一尉の関係は知らへんなぁ。ごめんな」

「あ、いえ、お気になさらず・・・!」

そうは言うけど、やっぱり気になってるようでソワソワしてるから「どうしても気になるなら、ルシル本人に直接訊いてみるといい」クロノ君はストレートな解決法を提示した。確かにそれは一番やろうし、「そうしてみます」ティアナも受け入れた。

「話は変わるが、フォワードは今回の事件の全容について、どの辺りまで聞いているんだい?」

それってフォワードの訊くことやろか。普通は私に訊くべきやと思うんやけど。ティアナがチラッとあたしを見たから、「こうゆうのも大事やよ」頷いて見せた。とりあえずティアナのお偉方と顔合わせと会話に慣れるってゆう経験値を上げるために、クロノ君に任せることにした。

「はい。プライソン一派が地上本部へ襲撃を仕掛けるかもしれない、という段階までは教えてもらっています」

「そうか。なるほど・・・『さすがに騎士カリムの預言は伝えていないようだな』」

『カリムのスキルは機密事項やからね、ある程度はボカさへんとな』

フォワードには預言の話は伝えてない。機密事項ってこともあるけど、ミッド滅亡の阻止が目的、なんてことを先に知らせて変に気張らせんためでもある。頑張り過ぎて空回り、そんで最悪なケース、みたいな事件はティアナの件だけで十分や。

「はやて。襲撃の件を伝えたのはいつだ」

「かれこれ4週間くらいやろか」

フォルセティとヴィヴィオが六課にやって来てすぐに伝えたからな。クロノ君は「ふむ」って軽く頷いて、もう一度ティアナの方へと視線を向けた。

「ではランスター二士。プライソン一派が地上本部へと襲撃したその際、特に気を付けなければならないことは何だと思う」

クロノ君がそう訊ねると、ティアナは何かを察したように真剣な面持ちになって「私見になりますが・・・」そう前置き。

「ガジェットドローンを最も警戒しなければならないかと考えています」

ティアナの答えに、「ほう」クロノ君がそう漏らした。そんで「その心は」ティアナの答えについての詳細を訊ねた。

「地上本部が襲撃されるかもしれないという話を聴き、現在判明しているプライソンの兵器と地上本部の防衛力を調べてみました。地上本部はテロなどの襲撃に対して元より強大な防衛力を備えています。魔法と物理の障壁が1枚ずつ。正しく鉄壁と言
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