第02話 その名はガンダム
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ザフトに略奪されなかった1機のモビルスーツが今まさに立ち上がろうとしていた。
Side ヘリオポリス
「ヘリオポリス全土にレベル8の避難命令が発令されました。
住民は速やかに最寄りの退避シェルターに避難して下さい。」
コロニー内部で緊急放送が鳴り響いている。
住民達
「「キャー!」」
ヘリオポリスの住民は叫び声を上げながら避難シェルターへと逃げ惑っていた。
Sideout
Side テレサ・テスタロッサ
「コウキ、戦闘が始まった様ですね。」
『ああっ。今ドローンを飛ばす。
コロニー内の映像はドローンからの映像を見てくれ。』
光輝の左手に光の粒子が集まり、1機のドローンが現れた。
ドローンは空中に浮き上がるとコロニー内の映像を取り始めた。
「今ドローンから映像が来ました。」
『こちらは民間に大きな被害を出さないようにするのに手一杯だ。以上。』
そこで通話が途絶えた。
映像には光輝が圧縮空気弾や分解の魔法で、ザフトのモビルスーツ『ジン』から発射された弾道をそらしたり、消し去っているのが伺えた。
但し、光輝は熱光学迷彩により姿は見えない為に魔法を知らない者には光輝のやっている事は気づかない。
「カリーニン少佐。流石にコウキ殿ですね。」
「はい大佐殿。弾頭を捉える高速カメラでもないと、コウキ殿のやっている事は分からないでしょう。
民間への被害を最小限に抑えている様です。」
「それとオモイカネから救済案の第一稿が上がっています。」
「合成食料200万人分と海底の資源及び食料プラントの資材調達ですね。
妥当なラインです。本部に送って置きました。
準備でき次第、輸送艦隊が派遣される手筈になっています。」
「コウキ殿は戦闘を止めようとしていませんが、どう思いますか?」
「この世界では遺伝子操作された『コーディネーター』と純粋な『ナチュラル』が戦闘しています。
オモイカネの分析結果でも戦闘継続はやもえないでしょう。
両者の溝はトップを抹殺しても済まない状況です。」
「やはりそうですか?戦争の終わらせ方が大事ですね。」
Sideout
Side 無線
奪取したモビルスーツは地球軍の機体の為にモビルスーツ間の通信はまだオープンチャンネルで行われていた。
故に通信内容は光輝のヘッドホンにも筒抜けである。
ミゲル
『アスラン!』
アスラン
『ラスティは失敗だ!』
ミゲル
『何っ?』
アスラン
『向こうの機体には地球軍の士官が乗っている。』
ミゲル
『ならあの機体は俺が捕獲する。お前はそいつを持って先に離脱しろ。』
アスラン
(…キ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ