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16話目 漆黒の者(裏)
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(わたくし)の本気を見せようかしらねえ……?」
 そう言い、シャルラは新たな指示を出す。
「ラフレシアは“あまいかおり”! マグカルゴは“いわなだれ”をチルタリスに! ファイアローは“フレアドライブ”をジュカインに!」

 まず状況の変化があったのは、アブソルVS赤花ラフレシアの戦場である。
 赤花ラフレシアの“あまいかおり”によってアブソルは動きが鈍くなり、“かげぶんしん”による惑わしの効果は薄れ、赤花ラフレシアの特殊攻撃“ギガドレイン”がアブソルに命中するようになった。

 ジュカインVS軟体溶岩マグカルゴの戦いは、軟体溶岩マグカルゴがジュカインを完全に無視してチルタリスに攻撃を開始し、代わりに烈火鳥ファイアローが割り込んできてジュカインを攻撃し始めた。

 これにより、ジュカインとチルタリスの対戦相手が変わった。
 先ほどまでは、「ジュカインVS軟体溶岩マグカルゴ」、「チルタリスVS烈火鳥ファイアロー」の戦いであった。
 しかし今は、「ジュカインVS烈火鳥ファイアロー」、「チルタリスVS軟体溶岩マグカルゴ」の戦いである。
「チルタリスは“みだれづき”! ジュカインは剣と銃を両方使って!」
 戦況は再び変わり、3つの場所で先ほどとは違う戦いが始まる。



 アブソルVS赤花ラフレシア。
 アブソルの肉弾戦による直接攻撃や“つじぎり”と、赤花ラフレシアの“ギガドレイン”の撃ち合い。“ギガドレイン”は相手の体力を奪う技であり、攻撃と回復を同時にできる強力な技である。圧倒的な地力の高さのおかげで、まだ若干アブソルがおしている。
 エレナ側が少し有利である。

 ジュカインVS烈火鳥ファイアロー。
 ジュカインによる草の剣“リーフブレード”と草の銃“タネマシンガン”の攻撃と、烈火鳥ファイアローによる炎をまとって全力で相手に突撃する“フレアドライブ”がぶつかり合う激しい戦場。元々のタイプ相性的にも不利であり、さらに空気が乾燥していて“フレアドライブ”でまとう炎がとにかく強い。
 エレナ側が不利である。

 チルタリスVS軟体溶岩マグカルゴ。
 チルタリスによる超強力な連撃“みだれづき”と、軟体溶岩マグカルゴによる“いわなだれ”の撃ち合い。軟体溶岩マグカルゴの防御力が非常に高く、チルタリスは“コットンガード”をしたにもかかわらず、受けたダメージはチルタリスの方が大きい。
 エレナ側が不利である。

(ジュカインもチルタリスも体力の消耗が激しいわ。このままじゃジリ貧……どこかを崩さないと……!)
 エレナは崩すべき相手を考える。
(相手の3体の中で最も攻撃が弱いのはラフレシア、放置するならラフレシアね。ファイアローは攻撃が強いけれど、空に逃げられてしまえば倒すまでに時間がかかるわ。つまり、崩すべきはマグ
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