第01話 偽りの平和
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
C.E.(コズミック・イラ)70。血のバレンタインの悲劇によって地球、プラント間の
緊張は、一気に本格的武力衝突へと発展した。
誰もが疑わなかった、数で勝る地球軍の勝利…。が、当初の予測は大きく裏切られ、
戦局は疲弊したまま、既に11ヶ月が過ぎようとしていた。
Side テレサ・テスタロッサ
「次元アウトします。アウトと同時に熱光学迷彩を展開、総員は各種警戒をお願いします。」
「「了解。」」
次元を出た所にはい一つの宇宙コロニーが浮かんでいた。
「テッサ艦長。船はこのまま待機。私がコロニーに潜入して情報収集を行う。」
「分かりました。コウキご武運を!」
Sideout
光輝はパイロットスーツに着替えてEX-ギアを装備して宇宙に飛び出した。
勿論、EX-ギアは熱光学迷彩を標準搭載で視認されることはない。
噴射ノズルには圧縮空気のノズルが取付けてある為、火炎も見えない工夫がしてある。
ゆっくりとコロニーへ近付きコロニーに手を触れた。
Side テレサ・テスタロッサ
『テッサ艦長聞こえるか?
この世界は電波とレーザー通信が主体のようだ。ニュートリノ通信は察知されることはない。
今から宇宙コロニーの構造解析データを送る。』
「分かりました。
コウキの魔法ですか?何度拝見しても驚きます。本当にチートですね。宇宙コロニー全体を解析するなんて!?」
『今からコロニー内部へ侵入してコンピュータをハッキングする。』
「了解です。」
テレサは送られてきた宇宙コロニーの構造解析データを眺めながら溜息をついた。
私も遺伝子操作でIQや魔法適性を向上させているのにコウキは別次元ですね。
Sideout
光輝はコロニー内部へと侵入する。光輝にとってこの世界のセキュリティーは意味をなさない。
魔法でセキュリティー・コードや赤外線センサーなどを楽々と突破して行く。
目指すはコンピュータのサーバー室。
難なくたどり着いた光輝は魔法でコンピュータの外部記憶装置から情報を抽出する。
次元航行艦『トゥアハー・デ・ダナン』のメイン・コンピュータである『オモイカネ』へと情報を送る。
『オモイカネ』は量子コンピュータであり、送られた情報を元に即座に知識データベースを構築していくことが出来る。
Side テレサ・テスタロッサ
「コウキ、今大丈夫ですか?」
『ああっ大丈夫だ。何かあったか?』
「船が二隻コロニーに向かっています。」
『船籍を調べてくれ、オモイカネに情報は送ってある。』
「分かりました。少々お待ちください。ザフトのナスカ級及びローラシア級です。両方とも戦闘艦です。」
『
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ