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ラブライブ!〜夕陽に咲く花〜
誕生日記念 野良猫と出会った僕
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『初めまして!”私”は星空(ほしぞら)(りん)って言うにゃ!よろしくね!!』















? 誕生日記念 野良猫と出会った僕 ―















 その子は星空凛と名乗った。
その苗字の如く、綺麗で広大な心を持っていてクラスの男女から好かれていて特に同性からの人気は非常に高い。
星のように澄み渡った瞳が綺麗でそこから強い光を放っているように見える。
 
 身長は小学三年生の平均よりは小さいけども、好奇心旺盛でムードメーカーな彼女の性格のおかげでクラスの中で一番存在感はある。何をするにしても星空凛は中心にいるのだ。


───かっこいいなぁ。




これが、星空凛に対する第一印象だった。





 それに比べて僕たちはというと教室の隅で本を読んだり、太陽に日差しを浴びて日向ぼっこする...まぁ彼女たちとは対照的な立ち位置だった。




『今日ものんびり時間が過ぎてるね〜』
『うん〜、気持ちいねー』



 二人してそんなことを言う。
ガヤガヤと教室の騒がしい昼休み、僕と花陽はお昼寝をしていた。
 そんな僕と花陽の姿が目に入ったのか、星空凛は輪から外れて僕たちのもとにやってくる気配がした。



『あ、近寄らないほうがいいよ凛ちゃん!あの子たちは私たちと違うから、話しかけても面白くないよ?』
『そうだよ!戻ってきて!』

 
 いつも星空凛と仲良くしている二人の女の子がわざわざ大声で警告する。
普通の声でも聞こえるのにわざわざ大声で叫ばなくてもいいのにね...
 花陽はちょっと辛そうな顔をしていたけど、僕がは彼女の頭を撫でながら『大丈夫大丈夫、いじめられているわけじゃないんだから気にしないで』と声をかける。

 そう。別にクラスの人たちにいじめられているわけじゃない。
ただ、僕たちのノリというかテンションがみんなに合わないだけなんだ。



 星空凛は友達の警告にお構いなしに僕たちに寄って来る。
こういうところがもしかしたら好かれる要因なのかもしれない。


『二人とも眠いのかにゃ?』
『え?う、うん...まぁ眠くはないけどこう日差しを浴びてると穏やかな気分になるんだ〜』
『ほぇ〜そうなの?』


 なにやら興味ありげな星空凛は、まじまじと僕たちの表情を伺いながら、近くの今は誰も使っていない机と椅子を引っ張って僕たちの机に合わせてきた。
 その光景にクラスメートは驚いていた。


『どうしたの?』
『えへへ、私もまぜてにゃ!なんかおもしろそう!』


 屈託のない笑みを浮かべて彼
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