EPISODE01プロローグ
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えええええ!!!!!異空間に取り込んだはずのブロウクンファントムが!!!!」
そう、ギムレットは次の瞬間に吹き飛ばされたのだ。現実空間に帰還したブロウクンファントムによって――
本体を補強しているプログラムファントムリングが、常に現実空間の座標を自動保存している。例え超空間に飲み込まれても、ファントムリングが空間そのものをくりぬいて再び戻ってくるのだ。
それでも負けじとギムレットは体を再三復元させ、右腕を触手にメタモルフォーゼさせ、迎撃態勢をとろうとする!
「特殊能力その12!!グロン!ラグルズエクスプロジオネオ!!」
天地崩壊の雷雲が!壮絶なまでの電離現象がガオファイガーを襲う!!しかし――ガオファイガーはギムレットの行動を予測して左手を突き出した!
「プロテクトウォォォォォォル!!!」
ガオファイガーを覆うように360度展開された空間湾曲障壁が、ギムレットの雷を寄せ付けない!それどころか、一点に集めた雷を増幅反射してギムレットに叩き付ける!
(いけましぇぇぇぇん!!このバケモノには勝てましぇぇぇぇん!!)
泣き寝入りしそうになるも、何とかこらえて頑張るギムレット。しかし、凶悪なまでのガオファイガーのデュアルアイは、決して見逃すはずがない。
何度体を再生させても、結局迎撃されてしまう。イタチごっこにやられ役を演じるギムレットは疲れ切っていた。
それは、凱とて例外ではない。
(おかしい。あまりにも手ごたえがなさすぎる。だが、速攻で終わらせてもらうぜ!!)
「ならば……これでどうだ!!ディヴィジョンツウゥゥゥル!!」
肥大化していくガオファイガーの両腕。それは、アンリミテッドガイの最大能力を再現するために使われるのだ。その姿は……不世出の怪物の二つ名を持つ彼女のようだった。
「ヘル!アンド!ヘヴン!」
「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・ウィータ……」
「ウィル!!」
それは、緑の星の指導者カインとその息子ラティオでさえ成し得なかった「聖剣と魔弾のヘルアンドヘヴン」
その名は――ヘルアンドヘヴン・ロード・オブ・アンリミテッド――
緑の星で『超越』を意味する言葉を加えることで、凱は「真のヘルアンドヘヴン」を乗り越えた「超越式ヘルアンドヘヴン」を使うことが出来るのだ。
ゴルディオンハンマーの緩衝材としてゴルディーマーグが開発されたように、このディヴィジョンツールもまた……
<凱!ヘルアンドヘヴン・ロード・オブ・アンリミテッドは1度の戦闘につき1回しか使えない!使いどころを間違えるんじゃねーぞ!!>
「了解だ!!」
火麻参謀の忠告を肝に銘じて、凱は無限を超えた一撃をギムレットに叩き込もうとした瞬間だった。
「……この戦闘パターン……もしや…
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