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神剣の刀鍛冶
EPISODE01プロローグ
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イガー登場によって、ディバイディングドライバー射出時間の間隙を突かれて、その成果を砕かれた。
??おそらく、緑の星の指導者カインもそれを想定して「ガジェットツール」という形で、各ツールの自己判断運用を想定していたのだろう。

反面、凱に掛ける負担は重く、使う本人も時と場所を判断しなければならない。

「これが噂に聞くディバイディングフィールドデスカ?」

「そう……その通り!!」

円形にくりぬかれた大地にそびえ立つギムレットデスベラードとガオファイガー。ストラトスフェザーを閉じて敵を睨み返す。

「勝負だ!ギムレット!!」

戦いの場がフランス以外、Qパーツ事件の再現を思わせる台詞と場面だった。

「「おおおおおおおおおおおおおお!!」」

二つの巨体が激突し、大気が振動する!!
鋼の拳を組み合った両者は、そのまま均衡した。圧倒的出力をぶつけ合い、力の逃げ場を失ったエネルギーは、互いの眼下へ散っていく。
メキメキと大地に陥没していくガオファイガーの両足に、凱は戦慄を覚えた。

「信じられん……スティグマ・バハムート・システムの力を上回るのか!!」

「長きにわたる因縁も今日でおしまいデス!!」

「そいつは……ありがたいぜ!!!!」

恐怖を勇気に、戦慄を闘志に変えて、ガオファイガーは反撃に転じた!!
ギムレットの拳をぐしゃぐしゃに握り潰し、ひるんだスキに膝部の螺旋プレートを叩き込んだ!!

「リボルバードリル!!」

「ごえええええええええ!!」

派手に腹部を貫通されたギムレットは、情けない声と共に背中から倒れこんだ。

「あの時代から託されたこの力!無駄にはしない!!」

脳裏によみがえるは、『聖痕』を巡る人類存亡をかけた戦い。
その過程には、涙と共に、戦い抜いた仲間がいた。
凱の戦いを誇りと思い、共にありたい友がいた。
だから戦う。守る為に――果たす為に――

「ぎゃはははは!!このギムレットデスベラードを侮ってはなりません!」

貫通されたはずの腹部を瞬時に再生させ、応戦体制に入るギムレット。その再生能力の高さはゾンダーにひけをとらない。

「うおおおお!!ブロウクンファントォォォォム!!」

ギムレットの耳障りな言葉を遮るかのように、ガオファイガーは右腕に秘めた魔弾を放った!

「掛かりましたネ!」「!!?」

ファントムリングを纏った拳はなんと、ギムレットの体を貫通したかと思いきや、そのまま異空間らしき場所へ消えていった。

「このギムレットデスベラードには、様々な特殊能力が秘められているのデス!これがその1!イリュージョンプローネ!」

右腕を失ったガオファイガーに、なすすべなし……と思われた矢先だった――――

「ごがぎょ
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