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神剣の刀鍛冶
EPISODE01プロローグ
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明日の月に見守られ、最終局面を迎えようとしていた。

バイオネット新造兵器によるGGGオービットベース襲撃は未遂に終わり、後退していく残党どもを、我等が勇者、獅子王凱を筆頭に追い詰めていく。

「ウィル!ナイフ!」

黄金の勇者が振るいし深緑の短剣が一閃!!忌々しいメタルボディのギムレットを無慈悲になぞっていく!
深緑と翠碧の短剣二刀流!
銀閃のような閃光が!次々と空間中を描いていく!
両手に浮かぶGの紋章効果も相まって、その切れ味とIDアーマーの防御力はかつて左手のみに出現していた紋章とは段違いに上昇していた。

(やはり、左手だけのGパワーとは全く違う。まるで自分の体じゃないみたいだな)

Gの紋章。かつて凱がサイボーグからエヴォリュダーへと生まれ変わったとき、左手に宿していたオリジナルGストーンをそのまま取り込んだことで、Gストーンの力を体現化できるようになった。
それから、時代や時空、次元さえも超越し、様々な経緯を得て、ついには右手にもGの紋章が浮かぶようになった。
すなわち……――第二の覚醒――その名はアンリミテッドガイ!!

「さあ!事件の真相を洗いざらい吐いてもらうぜ!ギムレット!!」

「ひゃひゃや!!!相変わらずせっかちなお人だ!」

この台詞を繰り返すのは、Qパーツ事件において対峙した時と同じだ。そして、ギムレットの歪みきった性格もあの時と同じだった。

「この力……有効に活用させていただきマース!!」

ギムレットからの指令を受けて、新型バイオネットロボは忌々しく出現する。建造物を打ち破り、逃げ惑う人々を嘲笑いながら、40mを超える鋼鉄の身体は図々しく降り立ったのだ。

「ギムレットデスベラード!!」「ファントムガオォォォォォォ!!」

敵の前口上を無視して凱は新生したガオーマシンを召喚した。正式名称「ファントムガオーF」と呼び、生まれ変わった凱の能力に合わせて、「U型」と「V型」の全ガオーマシンは再設計を促された。
凱の召喚に応じ、ファントムガオーは収納部に金色の勇者を収納していく。

――フュージョン――

唱えるように小さく融合呪文を説くと、凱はその身を青き機体へ身をゆだねる。

瞬間、ファントムガオーは次々とシステムを組み換え、戦闘機形態から人型へ、凱の神経接続と機体情報の共有化が進み、変形を済ませていく。

「ガオファァァァァァァ!!!」

アンリミテッドガイの適正に合わせ、旧地球性メカノイド、ガオファーは新生した。
その名はファイナリティ・ガイガー。

「ファントムクロー!!」

唯一の実装兵装であるカギ爪を展開!
ジェイダーに匹敵する機動性と俊敏性を持ち、かつ単体でスーパーメカノイドを凌駕するパワーにて、バイオネットロボを粉砕してい
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