EPISODE01プロローグ
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名を拝借し、次元のキーワードが係るとのことでこのように命名された。
GGGにとって、この名はある意味感慨深いものがある。特に――
青年は「母を追い求める為のきっかけ」となり――
少年は「故郷からの来訪と故郷への帰還」として――
――全ては「ギャレオリア」の名から始まったと――
GGG新生に呼応するかのように、次々と管理次元世界の事件が発生した。
一つは、宇宙警察と宇宙海賊の抗争に介入する形となり――
一つは、宇宙皇帝を名乗る大悪党の野望に巻き込まれ――
一つは、伝説の力を求める超越意識体と雌雄を決し――
一つは、三次元人という、真の意味での神を撃ち――
一つは、AIという新たな生命体と人間の心の触れ合いに立ち会い――
一つは、黄金郷を追い求めて銀河の大冒険をして本当の宝を見つけ――
一つは、勇者高校生と共に宇宙監獄の俗どもを蹴散らし――
一つは、無の時代より始まりし時代の戦いに終止符を打った――
数多の世界で勇者たちと出会い、次々と野望を打ち砕いていった。
勇者の熾烈極まる時空大戦の傍ら、ひそかに暗躍している組織があった。バイオネットという隠れ蓑もまた、再起を伺っていたのだ。
バイオネットのナンバー2、ドクタータナトスは「次元と次元を往来する多次元相違性理論」「同一の世界を共有する同一性並行次元理論」を展開し、バイオネットの技術発展に貢献したと思われる。
推測の中から証拠を突き止めたボルフォッグは、大至急にて大河長官へ報告した。
「まずはこれをご覧ください。貴重なサンプル記録を入手しました」
「ボルフォッグ。メインスクリーンに出せ」
大河長官の指示に従って、ボルフォッグのAIに録画してあるメディアとメインスクリーンを直結同期し、広々とリアルデータが投影される。
「なんだ!?これは」
GGGスタッフは一斉に驚愕した。あらゆる驚異の最前線に立つガッツィ・ギャレオリア・ガード機動部隊隊長の獅子王凱さえも冷や汗が垂れる。この映像を見るからに、恐らく次元と次元を繋ぐ実験記録なのだろうか。
我々GGGが見たことのない奇々怪々な存在。生命体なのかどうかうかがわしい。機界生命体ゾンダーよりも有機的な印象がある。
魔物?
悪魔?
怪物?
化け物?
竜?
「多次元サテライトビューでサーチした結果、100パーセントこの太陽系には存在しないDNAで構成されています。別物ですが、ゾンダーのように素粒子ZOと酷似したものを放出していると思われます」
「俺たちの世界のDNAに一致しない……ボルフォッグ。これまで確認された次元世界の生命体との一致性は?」
顎に手を当て、何かの可能性を見つけ出そうと、GGG機動部隊隊
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