第二十七話 新しい学校その十五
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え、私の方も見たいから」
優花はその娘に穏やかな声で答えた。
「お互いだから」
「いいのね」
「ええ、それでね」
「それじゃあよく見てね」
「それで決めさせてもらうわね」
入部はとだ、優花は答えた。そしてだった。
新しい学園生活をはじめた、女の子としてのそれを。
第二十七話 完
2016・6・28
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