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活動日誌6 ゆうじょう・のーちぇんじ! 1
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お姉ちゃん達だって聞かれれば教えてくれるとは思う。
 だけど、何もないところから積み上げてきたお姉ちゃん達の苦労や努力を――そんな簡単に教えてもらうのって、凄く失礼なんじゃない?

 私は、そんな感情を抑えられず怒気(どき)の含んだ声色で聞き返していた。
 ところが、言われた当の本人は的を得なかった答えを聞いたような――弱冠(じゃっかん)(ほお)けた表情をしながら聞き返してきたのだった。


「……違うの?」
「……ねぇ?」
「な、何?」
「……私達って、穂乃果さん達に聞かないとクラスメートに声もかけられないの?」
「……は? ……どう言う意味?」

 私は心意が知りたくて聞いてみたんだけど、今度は亜里沙が少し怒気を含んだ声色で聞き返してきた。
 そんな亜里沙の声色に私が緊張した声色で聞き返すと――
 途端にアノ表情に変化して悲しそうに聞いてくるのだった。
 はい、ごめんなさい――そうじゃなくて! 何? クラスメートって??
 どこから出てきたのよ???
 そんな表情で疑問を投げかけると――

「だって……私達のスクールアイドルの活動に必要(・・)だから、高町さん(・・・・)に声をかけようとしていたんだと思ったから」

 そんなことを言ってきたのだった。
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