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活動日誌6 ゆうじょう・のーちぇんじ! 1
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だったことの方が考えさせられてしまう。
 まぁ、冷やかされたり、距離を置かれたりするよりはマシだけど?
 普通のスキンシップに思われているのかな?
 私達ならこれくらい(指咥え)しても何も不思議ではないの? いや、あれで?
 だーかーらっ! 私と亜里沙に限って変な感情なんて芽生える、わ、け、ない、じゃん?
 いやいやいや、ないか、ら、ね?
 ――本当なんだもん。
 そんな周りの普通の反応も相まって、余計に恥ずかしさを覚えていたのだった。

♪♪♪

「うーん……」

 次の休み時間。
 さすがに冷静さを取り戻した私は、朝と同じように今後の活動方針を考えながら黒板を眺めて唸っていた。

「どうかしたの、雪穂――」

 私と同じく、冷静さを取り戻した亜里沙は私の前まで歩いてくると聞いてきた――

「前の前の休み時間から悩んでいるみたいだけど?」

 って、時間差ですか?
 まぁ、亜里沙らしくて良いんだけどね?
 そんな風に思いながら苦笑いを浮かべると――

「あー、うん……私達のスクールアイドル活動に必要なものをね?」
「必要なもの……確かに必要だよね?」
「――えっ? 亜里沙はわかってるの?」
「――えっ? 雪穂はわからないの?」

 私の悩みを亜里沙に投げかけた。だけど、亜里沙はわかっているような口ぶりで私に返答してきた。
 わかっていない私は、驚きの表情を浮かべて亜里沙に聞こうとした。すると、亜里沙は私がわかっていると思っていたらしく、同じく驚きの表情を浮かべて聞き返してきたのだった。

「……ごめん、亜里沙。わかんないから考えていたんだけど?」
「そうなの? てっきり、どうやって声をかける(・・・・・)のか悩んでいたんだと思っていたから」
「? ……ねぇ? 声かけるって、お姉ちゃん達に?」
「――えっ? なんで?」

 実際にわからないから考えていたと伝えると、こんな答えが返ってきた。
 声をかける? 誰に? と言うか、必要なものって誰かに聞くことなの?
 そんなことを思っていた時、私の脳裏に1時限目の休み時間に否定した考えが浮かんだ。
 でも、これは私だけの考えじゃなかったはず。だって、あの時――
 お姉ちゃんの目の前で宣言したんじゃなかったの? 私達のスクールアイドルを目指すって?
 と言うよりも、2人で話した時に決めたよね? とりあえず、自分達だけで頑張ってみようって?
 私は少しムッとした。
 亜里沙にとって私は何なのだろう。確かに頼りにならないかも知れないけれど、少なくとも一緒に歩いていくのは私だ。そんな私と決めたことを無視するの?
 そして――
 お姉ちゃん達は亜里沙の言葉を聞いて、私達だけのスクールアイドルを了承してくれたんだよ? もちろん、
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