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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第5話「我団(チーム)」Aパート
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ゴールデンウィークが残り2日程となった5月4日の昼頃。
アルベルトの件から2日目になる今日、天桐はメンバーとなった加埜と共に彼の家である喫茶店[可華蜜]の2階の部屋で今後のことで話をしていた。
「あとは、戦車の乗員に残り2,3人程と予備や手伝いに2人程と。そして、戦車製作整備はアルベルトと柴田さん達で事足りるとして」
「あと、5人も見つけないといけないのか。それも5月22日までに」
「そうなんだよな」
二人は悩むに悩んで
「「ハァーーー」」
脱力した。
二人は、メン・タンク・マッチの出場の為にチームメンバーを集める計画で話し合っていた。
今現在、天桐、加埜、アルベルト、柴田さん達5人の8人が集まってはいるが、肝心な戦車の乗るメンツが揃っていなかった。
アルベルトからは戦車の人員として5名程必要と言われていたので後3人も足りない。
更に、アルベルトは今月の22日までにメンバーを揃えろと言って来たのだ。
理由は、特に言われていないが時間が迫っている以上出来るだけ早くメンバーは揃えたい気持ち同じだ。そんな少し厳しいスケジュールの中でメンバー集めを急がないといけなくなった二人は苦しんでいた。
「おーい、飯だよ」
一人の女性が難しい空気になっている二人の横からやってきた。
天桐が振り向くと赤い前掛けをつけてトレーを持った女性が歩いて来た。
トレーの上を見ると二人分の食事が載せてあった。
「あ、すいませんおばさん」
天桐はその女性に礼を言った。この人は加埜の母親の美紀(みき)さんだ。つまり、可華蜜の店長である(あきら)さんの奥さんである。
「いいよいいよ別に。ほら、冷めない内に食べな食べな。ほら、進一も」
「わかったわかったって」
母親に急かされた加埜は食事をする準備をした。
美紀さんは、食事をテーブルに広げ終えるとトレーを側に置いて
「じゃあ、下戻るけど食べ終わったら食器は下に持ってきてね。」
そのまま下に降りて行った。
「はーい」「へいへい」
と二人が返事をして、
「「いただきます」」
手を合わせて食べ始めた。
食事が終わると食器を片付けて下へ運んだ。
二階に戻ると天桐が、
「ふわぁ〜〜ん」
と腹を満たしたことで眠気が襲ってきたのかあくびが出た。
「ちょっと休憩するわ」
と言い、加埜が自室にあるベッドで横になり、
「食った後に横になると太るぞ」
天桐はそういいながらソファーで横になった。
「そういうお前は牛になるぞ」
二人は、少し横になって休憩をした。
GWなのに色々忙しい状況になった二人は、疲れた溜まっていたのもあって休憩が欲しかった。
二人は、横になりながら携帯をいじったり雑誌を読んだりしていたが、いつの間にか寝ていた。

天桐が先に目を覚まし起き上がり時計を見ると、もう夕方の
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