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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第三章
二十八話 Sword breaker
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ヤを狙う。
「(疾いッ!!?)」
咄嗟に、蹴りを鞘から抜いた刀身で防ぐ。瞬間──
ゴォンッ!!!
「!!?!?」
まるで鋼鉄にハンマーを打ち付けたような鈍い轟音が鳴り響き、ミカヤが後方に大きく後退する
「(なんだ今の蹴りは!?)
間違いなくミウラは刀の間合いよりも少し離れた距離にいた。大股でも五歩分はあったはずだ。その間合いを一瞬で詰められた。おまけに、その衝撃がとんでもなく重い……と、ミカヤは気付く。反動で自分と同じく後退していた少女の目が、こちらを真っすぐに射貫き、すでにその足に力がこもっている。
……ゾクリ。
と、体に寒気が奔った、と思った時には既に、ミウラは再び距離を詰めていた。
「(間に合わん──ッ!!)」
「ハンマー……!」
握りしめた拳が、、ドンっ!と大きく踏みしめた地面から跳ね返った力を利用して跳ね上がり、鳩尾を直撃した。
「──シュラーク!!!」
「ガっ……!」
ミカヤ・シェベル DAMAGE 1250 LIFE 9950
「(ご、丁寧に、拳まで重いと来た……!!)」
とんでもない衝撃力だ、こんなのを何発も食らってはひとたまりもない。とにかく引きはがそうと、ミカヤは脇差による逆手の抜き打ちで反撃する。が、完全な密着状態での戦闘における瞬発力ならば、ミウラの経験値は決してミカヤに引けを取らない。即座に頭を下げて交わすと、ミカヤと比べて頭一つ分低い体格を利用して一気に走り込み追撃。
ミカヤ・シェベル DAMAGE 1100 LIFE 8850
「だあぁっ!!」
「ッ!や、る……!」
突撃と共にヒットした右拳に苦悶の声をあげながら、しかしミカヤは脇差を引き戻して何とかミウラを引きはがしにかかる。ミウラは何とか張り付き続けようととにかく追いかける形だ。
しばしの間、撃ち込まれる拳を晴嵐が防ぐ展開が続く。
ミカヤ・シェベル DAMAGE 200 LIFE 8650
ミウラ・リナルディ DAMAGE 150 LIFE 1500
とはいえ、ライフが少ないのはあくまでミウラの方だ
「フッ!」
「ッ!」
多少のダメージ交換覚悟でミカヤが切り返しに行けば
ミカヤ・シェベルDAMAGE 250 LIFE 8400
ミウラ・リナルディ DAMAGE 400 LIFE1100
「せえっ!」
「……く……!」
一度距離を取らざるを得ない。
ミカヤ・シェベル DAMAGE 200 LIFE 8200
ミウラ・リナルディ DAMAGE 250 LIFE 850
「……っ」
ミカヤにしてもつらい展開ではある。元々ミカヤは速度を最優先事項として装備を選んでいるため、防御用の装甲は脚部側面を除いて大きく削っている。その状態で格闘型に密
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