1章旧校舎のディアボロス
4話はぐれ悪魔祓い
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ターが其処にいた。
「おんや、助手のアーシアちゃんじゃあーりませんかー。どうしたの?結界は張り終わったの?」
「!い、いやぁぁぁぁっ!」
アーシアが壁に打ち付けられているこの家の主の遺体を見て悲鳴を上げた。
「かわいい悲鳴をありがとうございます!そっか、アーシアちゃんはこの手の死体は初めてですかねぇ。ならなら、よーく、とくとご覧なさいな。悪魔くんに魅入られたダメ人間さんはそうやって死んでもらうのですよぉ」
「・・・そ、そんな・・・」
不意にアーシアの視線が此方へ向き、彼女は目を見開いて驚く
「フリード神父・・・その人は・・・」
「人?違う違う。こいつはクソの悪魔くんだよ。ハハハ、何を勘違いしているのかなかな」
「ーーーっ。イッセーさんが・・・悪魔・・・」
その事実がショックだったのか、彼女は言葉を詰まらせた。確かにこれは・・・アーシアには知られたくなかった
「なになに?キミら知り合い?わーお。これは驚き大革命。悪魔とシスターの許されざる恋とかそういうの?マジ?マジ?アハハ!ても残念!悪魔と人間は相容れません!特に協会関係者と悪魔ってのは天敵さ!それに俺らは神にすら見放された異端の集まりですぜ?俺もアーシアたんも堕天使様からのご加護がないと生きていけないハンパものですぞぉ?」
堕天使の加護?ちょっと待てどういうことだ?神父やシスターって神様の下で働いてるんじゃないのか?
「まあまあ、それはいいとして俺的にこのクズ男さんを斬らないとお仕事完了できないんで、ちょちょいと行きますかね。覚悟はOK?」
神父が光の剣を改めて俺へ突きつける
あれが胸で一突きされたら死ぬだろうな・・・もし生きてても切り刻まれて死ぬのかな・・・
そんなことを考えてた俺と神父の間に金髪の少女が俺を庇うように両手を広げて入り込んだ。それを見た神父の表情が険しくなる
「なぁ、何してんのさ、キミは」
「お願いです。フリード神父、この方を許してください、見逃してください」
「はぁぁ!?バカこいてんじゃねぇよクソアマ悪魔はクソだって、教会で習っただろうがぁ!お前、マジで頭にウジでも湧いてんじゃねぇのか!?」
神父は憤怒に包まれた表情でそういう、アーシアはその気迫に体を震わしながらも告げる
「悪魔にだっていい人はいます!」
「いねぇよ、バァァァァァカ!脳内お花畑にもほどがあんだろ!?ちょーっと優しくされたからって心を許しやがってよ、そんなんだから魔女って言われんだろうが!!」
「私もこの前まではそう思ってました。でも・・・それでもイッセーさんは良い人です!悪魔だってわかってもそれは変わりません!人を殺すなんて許されません!こんなの!こんなの主が許すわけがありません!」
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