暁 〜小説投稿サイト〜
デュエル・マスターズ〜龍を使役する少年の物語〜
第14話:夏休みの予定、決定! 受け継がれるボルシャック・ドキラゴンっ!!
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「右に同じく」
「な、何でー!?」

 二人の返事に拓斗は驚いてしまった。

「何でって、理由もなしに合宿なんて行ける訳ないだろ?」
「うぅ、確かにそうっすが……けど、合宿に行く理由ならあります!皆と一緒に絆を高め―――――」
「それなら普段の活動時間で足りている。それ以前に、わざわざ合宿場所を幸先生のお姉さんの家じゃなくて良いだろ?」

 拓斗の言葉が言い切るよりも早く、拓真は話を遮り説明した。それを聞いた勝はウンウンと頷いた。

「まあまあ、そう言わずに考えてくれる?」
「……まあ、何も浮かばなかった場合はそれでって、ことで」

 幸の問い掛けずに勝は少し考えてからそう言い、それを聞いた幸は「ヨシッ!」とガッツポーズをし、それを見た拓真は勝に小声で声を掛けた。

「おい、勝。言いよのかよ?」
「一様、候補として入れとこうと思う。それにああなったら、幸先生は止まらないし、拓斗もあんな調子だし……」
「ヨッシャー!夏だ!海だ!待っていろ!ビッグバン!」
「確かに……」

 勝の説明に拓真は渋々納得した。










 放課後、多目的室。

 普段、会議等で先生達がよく使っている部屋だが、同時に勝達、デュエマ部の“活動場所”である。
 いつもは近くのカードショップで制服のまま活動しているが、今日は別室で会議があると、幸から聞いていたので、勝達は今日、この部屋を使えるのだ。

 そして、現在いつものように勝達はデュエマをするはずだったが、今朝の幸の話を勝達三人がモルト達に説明していた。

「と言うわけで、何も案が浮かばなかった時は、強制的に幸先生の親戚の家で合宿にします!」
「それで問題ないっすよー!勝さん!」
「問題なくないわ!」

 勝の説明に拓斗は反応し、それを見た拓真は突っ込みを入れた。

「それで良いんじゃないか?」
「むしろ、そっちの方がこっちにとって好都合だ」
「私もそれに賛成!」
「ノリノリかよ!」

 対するモルト達はノリノリで賛成し、それを聞いた拓真は三人に向けて突っ込みを入れた。

「ヨッシャー!これで全員OKってことで、オレ、早速幸先生の所に行ってくるっす!」
「待てぇぇぇい!幸先生、今別室で会議してるから後にしろ!」
「それじゃ、オレ、行ってくるっす!」
「って、だから待てよ!」

 モルト達の返事を聞いて拓斗は早速、幸のもとに向かうも拓真はそれを阻止しようとするが、いつも間にか拓斗は廊下に出ており、そのまま幸のもとに向かい走り出し、それを見た拓真は拓斗の後を追った。

「騒がしいな、あの双子(二人)
「あははは……」

 それを見た龍牙はそう言い、それを聞いた勝は苦笑した。

「あ、そう言えば
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