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衛宮士郎の新たなる道
第14話 一夜明けて
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―――と言うかパワードスーツ?から抜け出た上で真剣な話し合いをしている。

 「副長達と連絡が取れないですって!?」
 「うん。二日おきに連絡するって聞いたんだけど、全然来なくて・・・。もしかしたら副長もリザも日本観光に夢中になってるんじゃないかって、コジーに言われたんだけど・・・」
 「よくよく考えれば、あの真面目な副長が連絡を怠るなんて有りえないもんなー」

 呑気そうに答えるコジマだが、これでも一応真剣だ。呑気そうに見えるのは単に、生来から来る天真爛漫さ故だ。
 勿論その事を知っている2人は、そこに対し何も指摘する事は無い。

 「だからね、テル。これ以上中将に黙っているのは良くないと思うんだけど・・・」
 「・・・・・・・・・・・・そうね。帰還してからフランク中将のお耳に入れて指示を仰ぎましょう」
 「うん」
 「承知!」

 取りあえず話はまとまったので解散していく3人。
 そこに1人残ったテルは怒りに打ち震えていた。

 (元はと言えば、分を弁えずに隊長を下したアイツがこのような事態を招いたのだ!)

 血が出るほどした唇を噛むテルマ。

 (おのれっ!エミヤシロウッッッ!!!)

 完全な逆恨みである。
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