暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーAP
第一章 鉄仮面の彦星
第7話 目覚める魂
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ていた。
 他のAPソルジャー達とは明らかに違う、その個体の行動を目の当たりにしたGは――僅かな硬直を経て、再び動き出した。

「――ッ!」

 このチャンスを、逃さないために。

「……ハァアアッ!」

 4人が反逆者に気を取られている隙に剣を取り、自分を取り囲む彼らを一気に薙ぎ払ったのだ。

「ぐわぁあぁあッ!」

「ぎゃあぉぁッ!」

 APソルジャー達は次々に悲鳴を上げ、崩れ落ちる様に倒れていった。
 ただ一人――同胞達を裏切り、Gを救った個体を除いて。


「君達はカクテルかな? リキュールかな? いずれにせよ、食前酒の時間は終わりだ」

 しばらくすると、やがて彼らはその異形の姿から、かつて人間だった頃の姿を取り戻していくのだった。
 そして……Gは倒れ伏した4人の生存を確認したのち――自分が斬らなかった唯一のAPソルジャーを見遣る。彼もまた、無意識のうちに人間の姿に戻っていた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ