第一章 鉄仮面の彦星
第7話 目覚める魂
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ていた。
他のAPソルジャー達とは明らかに違う、その個体の行動を目の当たりにしたGは――僅かな硬直を経て、再び動き出した。
「――ッ!」
このチャンスを、逃さないために。
「……ハァアアッ!」
4人が反逆者に気を取られている隙に剣を取り、自分を取り囲む彼らを一気に薙ぎ払ったのだ。
「ぐわぁあぁあッ!」
「ぎゃあぉぁッ!」
APソルジャー達は次々に悲鳴を上げ、崩れ落ちる様に倒れていった。
ただ一人――同胞達を裏切り、Gを救った個体を除いて。
「君達はカクテルかな? リキュールかな? いずれにせよ、食前酒の時間は終わりだ」
しばらくすると、やがて彼らはその異形の姿から、かつて人間だった頃の姿を取り戻していくのだった。
そして……Gは倒れ伏した4人の生存を確認したのち――自分が斬らなかった唯一のAPソルジャーを見遣る。彼もまた、無意識のうちに人間の姿に戻っていた。
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