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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十八話 派遣任務 4
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させて、本体を絡め取ろうとする。だが、

バリバリバリ!

アルケミックチェーンに捕らえれるよりも早く、本体が防御魔法を発動させた。

「バリア展開!?」

ここまで抵抗されるとは思ってなかったのだろう。ティアナが驚愕する。

「い、意外と出力が!」

油断すればチェーンを弾かれそうになる為、キャロが魔力を強める。

今、この瞬間にもダミーがアスカを踏み続けている。

このままアスカに限界がきたら、バリアが解けてダミーが町中に逃げ出すだろう。

そうなったら任務失敗。隊長達が動かざるを得ない。

「そんな事はさせないよ!エリオ、アサルトコンビネーション、行くよ!」

「はい、スバルさん!」

スバルとエリオがカードリッジをロードする。

「マッハキャリバー!」

スバルの合図に、ローラーからリボルバーナックルに魔力が送り込まれる。高速回転し、唸りをあげるナックル。

「ストラーダ!」

エリオも、ストラーダに魔力を込める。

バッ!

同時に動くスバルとエリオ。

ジグザグに交差しながら二人が本体に迫る!

「「ストライクドライバー!!」」

同時攻撃が見事に決まり、本体のバリアが砕かれる。

アルケミックチェーンに絡み取られるスライム本体。だが、ピョンピョン飛び跳ねて悪足掻きをしている。

「クロスミラージュ、バレットS!」

《ロードカードリッジ!》

ティアナがクロスミラージュを構える。

「我が乞うは捕縛の檻。流星の射手の弾丸に封印の力を!」

キャロの詠唱に呼応するように、クロスミラージュが輝き始めた。

ティアナとキャロが、お互いに頷き合う。

「「シーリング・シュウゥゥゥゥト!!!」」

ブーストしたクロスミラージュの魔力弾がスライムに直撃した。

その途端、ロストロギアは急速に力を失い、おとなしくなった。

「やった!封印成功だ!」

エリオが喜びの声を上げた。

「うん、動作停止確認。完全封印処理しよか。シャマル」

「はい」

ロストロギアが完全停止したのを確認して、はやてがシャマルに指示を出した。その時、

『あ、あの、すみません。八神部隊長、シャマル先生』

キャロが念話で二人に話しかけてきた。

『完全封印、私がやってみていいですか?練習しておきたいんです』

キャロの申し出に、はやてが微笑む。

「うん!いい心がけや」

キャロの自主性が嬉しいのか、はやてが嬉しそうに笑う。

「じゃあ、ここから見てるから、やってみて」

シャマルも嬉しそうに言う。

『はい!』

許可をもらったキャロがスライムに近づき、完全封印処理を施し始める。

その様子を見
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