14話目 漆黒の者(前)
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
全く効かない。
「ランクルス! “サイコキネシス”は止めて“シャドーボール”で攻撃しろ!」
緑液体ランクルスは、ゴーストタイプの特殊攻撃技“シャドーボール”での攻撃に切り替える。これによりレパルダスに攻撃できるようになったが、得意技でない“サイコキネシス”を封印したことで、今度はビビヨンとの遠距離攻撃の撃ち合いで勝てなくなる。
<i6145|38311>
「レパ! ランクルスよりも無防備なスターミーを狙え!」
「スターミー! “リフレクター”と“ひかりのかべ”!」
2体の五芒星スターミーは、1体が物理攻撃の威力を半減する技“リフレクター”を、もう1体が特殊攻撃の威力を半減する技“ひかりのかべ”を、それぞれ発動した。
五芒星スターミーに攻撃するレパルダスだが、“リフレクター”の効果で攻撃は威力が半減する。
さらに、遠くからビビヨンが放つ特殊攻撃も“ひかりのかべ”で威力が半減される。
「レパ! 構わず攻撃!」
いくら半減されようとも、攻撃し続ければいつか倒せる。そう考えたグレイは攻撃の続行を指示したのだが……
「スターミー! ランクルス! “じこさいせい”だ!」
ライフ団のアークの指示により、緑液体ランクルスと2体の五芒星スターミーは、自分の体力を回復させる技“じこさいせい”を使った。レパルダスとビビヨンから攻撃された分、そして巨大生花フシギバナに提供した分、失った体力を全て回復した。
(マジかよ! だが1回“じこさいせい”を使うと、しばらくの間は使えないはずだ! 次に“じこさいせい”が使えるようになる前に一気に殺す!)
そう考え、グレイは指示する。
「レパ! スターミーに全力攻撃!」
しかし、
「スターミー! “まもる”!」
次にアークが下した指示は、またしてもグレイには都合の悪いものであった。
2体いる五芒星スターミーは、“まもる”によって無敵状態になった。無敵状態が解除されるまでは、少し時間がかかる。
「くそっ! レパ! ランクルスに攻撃! ビビも援護!」
「ランクルス! レパルダスに“シャドーボール”だ! ビビヨンの攻撃は無視しろ! そしてスターミーも“ハイドロポンプ”!だ 狙いは適当でいい!」
緑液体ランクルスは、レパルダスに攻撃を開始する。さらに無敵状態の五芒星スターミーも“ハイドロポンプ”で援護する。
五芒星スターミーの“ハイドロポンプ”の命中精度はとても低く、レパルダスも緑液体ランクルスも関係なく両者にダメージを与える。しかし、回復技がある緑液体ランクルスと、回復技が無いレパルダスでは、ダメージを受けることの意味の大きさが全く異なる。
(このままじゃ負けだ! どこか戦況を動かさないと……)
グレイは戦況を分析する。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ