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東方叶夢録
幻想郷について
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と心配性だからな」
「あはは…」
帰ったら何言われるだろうと少し不安になったがここまで来たからには行くしかないという気持ちになっていた。
「さ、乗れよ。私の相棒に」
そう言いながら魔理沙は自分の箒に跨った。
「箒…ですか?」
「おう、安心しろ。落ちないように速度は落としてやるから」
「何か魔女みたいですね」
「言ってなかったか?私は普通の魔法使いだ。箒に乗るくらい普通だぜ?」
「初耳ですよ…」
それっぽい容姿をしていると思っていたがまさか本物とは知らなかった。
「落ちません…よね」
「大丈夫だよ、早く乗れ。霊夢が来ちまうぞ」
叶夢は自分がこんな箒に跨って空を飛ぶという姿が想像出来なかった。だが方法がそれしかないのなら仕方ないと割り切り叶夢は魔理沙の後ろに跨った。
「よし、しっかり捕まってろよ。それと変なとこ触ったら金とるからな」
「触りませんよ…」
自分より少し小さい肩に掴まる。そうすると徐々に箒は浮かび上がった。
「うわ、わ」
足がとてつもない浮遊感に襲われる。不思議とバランスは取られており落ちる気配はない。
「んじゃ紅魔館に向けて出発!」
魔理沙がそう言うと箒は徐々に速度を上げて進み始めた。

「はーなーせー!」
「やれやれ、もう諦めなよ、霊夢」
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