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ソードアート・オンライン?the Resurrection Lightning?
第三刀:ボス攻略会議
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ダーク、ミヤビ!」

「やっぱり来たか、ライト……」

ダークはため息を付きながらミヤビのフードを取る。

「……ご免」

「全くだ……。お陰で最後まで出れなかっただろ」

「その点についてはコペルに頼んだから大丈夫だ。しかし、ミヤビ。何で急に殺気なんて出したんだ……?」

普段は……まぁ、ダークいじりが得意でよく口論とかしてる温厚なミヤビがあれほどの殺気を出すのは珍しい。

「……あれは」

ミヤビは続けようとしたが、そのまま口を閉じた。

「……分かった。理由が在るなら喋るな」

「ダーク!?」

俺はダークの判断に驚いた。何時もなら聞き出すのに、今回だけはそれをしなかったからだ。

「……悪い。ライト、俺とミヤビだけにしてくれ」

「……分かった」

俺は頷くとコペルの待つ噴水広場に走って戻った。



ダークSide

「……」

何も言わなくなったミヤビのフードを直し、言う。

「……俺はお前を信用してる。だからさっきのお前の殺気の理由は聞かねぇ」

「……ご免」

ミヤビの手が肩に乗っかり、ぎゅっと握られる。

「……ご免」

「気にすんなよ。仲間だろ」

俺はそう言うと、ミヤビは手を肩から退けると、何やらストレージを操作し出した。
直ぐに俺の目の前にトレードストレージが開き、そこには文字化けした武器が一つ、鎮座していた。

「ミヤビ、この武器は?」

「……今は(いえない)。けど、貴方やライト達に、必要な者なのは(たしか)

俺は文字化けした武器を見て、トレードに応じる。
そして、ストレージから直ぐに装備欄に移り、それを装備する。
出てきたのは、全てが白く染まった刀……いや、長さ的に太刀に近い形状だ。

「これを、俺達に?」

コクリと頷くミヤビ。俺はミヤビの翡翠色の目を見て、信頼することにした。

「……返して貰ったぜ。ミヤビ」

一瞬、俺の声が俺じゃない様な気がした。

「……翔夜、なの?」

ミヤビが呟いた途端、その感覚は途切れた。

「……どうした?」

「……ううん、何でも(ない)

ミヤビは言うと、その場から駆けていった。

「……変なの」

だが、俺は知らなかった。
俺が受け取った刀が、後にライトと俺に影響を及ぼすことになることを。
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