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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#5
PRIMAL ONEU 〜Either Side〜
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空気中の水分が氷の粉となって周囲に捲き散っていた。 



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッッ!!
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッッッッ!!!!



「……! ……ッ!」
 傍で鋼鉄の燐子が、二人 (?) に向かって頻りに何か言っているが
その声はもう 『二人には届かない』
「――ッッ!!」
 空間が歪むような異質な音を鳴り響かせながら、
そして周囲の大気を凍てつかせながら、
隼の背後から湧き出す冷気の源で在る 『スタンド』 が出現する。
 その形体(フォルム)は古代始祖鳥の 「化石」 を想わせる、
寂然としながらも獰猛さを兼ね備えた生命の幻 象(ヴィジョン)
 やがて、隼の周囲に捲き散るスタンドの余波によって止まり木である
燐子の肩口も凍り始める。
 その刹那。
 盲目の青年が手にした白杖で石畳を強く突き、
隼は夜空に向かって喚声を挙げた。
 ソレを 「合図」 として水のスタンドが大きく(たわ)んで噴水内の水を掬い取り、
氷のスタンドは剥き出しの頚骨サイドから無数伸びた
爪甲型の発射台全てに尖った氷柱を搭載する。
 そして!
 かたや高射砲のように。
 かたやミサイルのように。
 マジックハンドの伸びてきた二階部分の一角を微塵の誤差もなく狙い撃った。 



 ドッッッッッッッッグオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ
ォォォォ――――――――――――ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!
『ブゲエェェェェェェッッッッッッ!!!!!!
ウヲオオォォォゴオオオオオオオオォォォォォォォォ―――――――――
――――――――ッッッッッッッッッッ!!!!!!!!????????』



 水の大砲と氷のミサイルが情け容赦なく着弾した爆撃音と共に、
巨人に縊り殺された怪鳥のような声が鳴り響く。
 その苦悶の絶叫の中に、何故かソレを遙かに上回る「歓喜」が在った。
「……」
「……」
「……」
 その場に居合わせた美しき3名の女性は、
毎度の事ながら目の前の惨状に言葉を失う。
「……ヘカテーちゃん?
アナタの “おじさま” 『教授』 サン、だっけ?
何回ヤっても何回ヤっても懲りない人ねぇ〜。
あのロボットに手を出したら、あの二人 (?) が黙ってないってのに」
「寧ろ、進んで撃ち込ませているフシも在ります。
この間 「実験」 を行うにはまだまだ “サンプル” が不足している
と仰っていましたから」
 もう何度も見慣れた光景なので、ヘカテーはシレッとした表情で普通に返す。
「じゃあ 『その為だけに』
わざわざあの二人を怒らせたってワケ?
幾ら 『スタンド使い』 が他人
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