暁 〜小説投稿サイト〜
STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#5
PRIMAL ONEU 〜Either Side〜
[12/12]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
鉄の燐子が青年と隼に何度も頭を下げながら
澄んだ金属音を鳴らして崩壊した部屋の方向へ去っていく。
 遠間に教授〜という妙に間延びした声が何度も木霊した。  
 何とも云えぬ異様な雰囲気で充たされた月夜の中庭で、
4人 (?) の 『スタンド使い』 が一様に口を紡ぐ中、 
「フッ……フフフフ……」
一人の少女の笑い声が静かに流れた。
「ヘカテーちゃん?」
「アナタ……」
 決して融けるコトのない絶対零度の風貌がいとも容易く解れ、
今は見た目相応の無垢な少女の顔がその姿を顕す。
「フフ……フフフフ……ハハハ……アハハハハハハ……!」
「……」
 少し離れた距離の青年に、ソレは聖霊の囁きの如く。
 紅世最強の自在師が想わず漏らした微笑みは、
まるで姫百合の花束のように清純で可憐なものだった。

←TOBE CONTINUED…

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ