暁 〜小説投稿サイト〜
STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#5
PRIMAL ONEU 〜Either Side〜
[後書き]

[8]前話 [9]本文 [2]次話
どうもこんにちは。
前回と打って変わってDIOサマ・サイドのお話です。
この作品を通して言いたい事は、
「敵」には敵の『正義』があり『信念』があり『絆』もあるというコトです。
だからソレを理解せずに「否定」する事は、
酷く野蛮で傲慢な行為に?がっていくと想うのです。
(敵もただ「悪い」だけでは非常に薄っぺらくて魅力の無い、
三下以下の小物になるので)
荒木先生の言葉をお借りして説明しますと、
4〜7部にかけて先生の考えにも変化が生じ、
「正しいと思っていた行為が誰かを傷つけたとしたら?」
「誰かを愛する余り罪を犯してしまったら?」
という疑問を作品の中で表現して答えを出したいとお考えになったそうです。
その最初の例が4部の「吉良 吉影」で、
彼は「殺人鬼」ですが色々複雑な思考を持つキャラクターで、
哲学じみた事も言ったりするので人気が高いのですが、
しかし荒木先生自身が「殺人鬼」を「美化」したくないという理由から
あのような結末を迎える事になりました。
(川尻 しのぶとのフラグが無くなったのも上記の理由です)
だから吉良の背負う(サガ)(人を殺さずにはいられない)が
一体『どの程度のもの』なのか?
パチンコ依存症くらいのものなのか、それとも「レベルE」のミエナイ胃袋のように
(充たされなくても死ななけど)恐ろしい「飢餓感」を味わう程のものなのか?
敢えて「討究」する事を避けたそうです。
ソコから5部でワンクッション於いて、
(ブチャラティの過去でその片鱗は視えますが)
新たにそのテーマに挑戦して
出来たキャラクターが6部の「プッチ神父」であり、
7部の「ヴァレンタイン大統領」なのです。
彼らは敵でしかもラスボスなので一見「悪」に見えますが、
彼ら自身は自分の「欲望」の為に動いているのではなく、
「人類」「国家」の為に身を捧げていて、
何かを「支配」しようとしたり「享楽」に溺れたいとは考えていません。
故にワタシの友人も「プッチは正しいんじゃないか?」と言ってしまうのであり、
ワタシも一概にその意見を否定は出来ません。
(「進撃の巨人」のテーマのように、
「何かを失う覚悟が無い者は、何も生み出す事が出来ない」
という考えもありますし)
だから味方側に人間ドラマがあるのなら、敵側にも無いとオカシイというのは
当然であり、そうしないとジョジョのように深みのあるストーリー展開は
出来ないのだと想います(サ (ウ) ンドマン戦とか良い例ですが)
最善「敵」だけど死んで悲しい位に想わせないと、
ソレと戦う主人公達の魅力も(ぼけ)てしまうのですネ。

[8]前話 [9]本文 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ