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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第百七十四話 未発
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れにしてもヴァレンシュタインは何時になったら目覚めるのかの」
「昨日遅く、一度目覚めたと聞きましたが……」
私の答えにリヒテンラーデ侯は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「全く年寄りばかり働かせよって、さっさと起きんか、怠け者めが。少しは年寄りを労わらんか!」
悪態をつくリヒテンラーデ侯に一瞬目を奪われたが、次の瞬間どうしようもなくおかしくなって笑い声を上げた。シュタインホフ元帥も笑っている。
私達が笑っているのが面白くないのだろう。リヒテンラーデ侯が不機嫌そうに叫んだ。
「何がおかしい!」
やれやれだな、ヴァレンシュタイン。卿はおちおち眠る事も許されぬようだ。せめて今だけは良い夢でも見るのだな。目覚めればリヒテンラーデ侯が怖い顔で待っているからの。私はもう一度笑い声を上げた……。
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