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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第百七十三話 誰がための忠誠
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た。ローエングラム伯が失脚するのは構わない。しかし巻き込まれるのは御免だ。それにヴァレンシュタイン司令長官に何の役にも立たなかった等とは思われたくない。

オーベルシュタイン准将が私を冷たい視線で見据える中、ローエングラム伯を説得するべく私は彼に向かって一歩踏み出した……。


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