暁 〜小説投稿サイト〜
ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
034「都市長、黒幕っぽい事をする」幕間C
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
オッパイ族長が、既にあの世でゆっくりしている事を、後日、知る事になる。
肉体を分離して、バラバラ死体状態で行動できる豚人間をどうやったら、倒せるのか、検討もつかなかったが。

〜〜
部屋に案内された豚人間は、背丈が3mはありそうな巨漢だ。
この世で最も厄介な化け物――『夢幻』ではあったが、能力は戦闘の役に立たない、とっても平和な力だ。
白濁な液体を作る能力。それを美少年に浴びせると、とっても可愛い美少女になる。ただ、それだけ。
豚人間の間では、とっても好評で、白濁な液体が高値で取引されていて、ボコハラム族長もよく港町に、売りに来ていた。

「タヌキモン殿には、大変お世話になっているブヒィ。
今度も助けて欲しいブヒィ。
性転換薬なら、今日から半額で売るブヒィ」

「ボコハラム殿。
まずは何があったのかをお聞かせ願いたい。
商談はそれからです」

タヌキモンは、目の前の豚人間に、嫌悪感を感じながらも、不敵そうに微笑んだ。
そうすると、ボコハラム族長は、鼻息を荒くして話を始める。

「と、とんでもない、絶世の美少女だったブヒィ。
銀髪が輝いていて美しい妖精だったブヒィ」

「は?」

「でも、とんでもない妖精だったブヒィ。
俺は何も悪い事をやっていないのに、いきなり山を砕く魔法で、俺達を生き埋めにしたブヒィ。
次に出会ったら確実に殺されると思って、ここに急いでやって来たという訳ブヒィ」

「よ、よく生きておられましたな」 

「運命の神様は俺の味方ブヒィ。
たくさんの美少女をボコボコにして孕ませる、俺の平凡な趣味にケチを付けて殺そうとする……頭が可笑しい妖精娘だったブヒィ。
捕まえる機会があったら、綺麗な顔をボコボコにして、たっぷり、子種を流して込んでやるブヒィ」

「……ボコハラム殿。
俄かには信じれない話ですなぁ。山を砕く魔法を使えば、どんな存在でも、『運』を消費し尽くして、破滅してしまうでしょうに」

魔法は、運を消費する。短期間に大量に消費すれば、悲惨な末路が待つ。
かといって、夢幻の力を扱えるのは、豚人間や、それから派生した化け物だけだ。
つまり、妖精娘が犯人だとすると、山を砕いたのは、魔法とも、『夢幻』とも違う力という事になる。
謎は深まるばかり。タヌキモンの頭脳が、もっと情報を求めている。

(妖精にそんな事ができるはずがない。
きっと、妖精の近くに、夢幻の力を持った化け物が近くにいた。
恐らく、目の前の豚が勘違いしているのだろう。
女に目がない役立たずね)

タヌキモンが黙っている間も、ボコハラム族長は話を好き勝手に続けている。

「でも、本当の事ブヒィ。
俺の所以外も、次々とやられて、もう地獄ブヒィ。
俺が小さい頃から苦労して、美少女を誘拐して
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ