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ヨハンだがこんな状況を覆す
電波少女ラクス
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する。
みな痛々しい光景に、胸を痛めながらも。生きるため作業を行い、祈りも同時に捧げた。


 「どうやら、つい最近に戦闘が起きていた様だな」

警戒に当たっている二人が目にしているのは、ボロボロの2隻の船。
それらを見ていた時。レーダーが敵影を感知する。
即座にデブリに隠れ、補足した位置を確かめる。
強行偵察型のジンがいたのだ。

そのジンも作業をしている。ワークローダーに気が付き、銃を構えようとしている。

 「運がなかったな」

それまでの一連の動作を見ていたヨハンは、敵がそこまで腕の良いパイロットではない事に気が付く。
ツインビームライフルを2発撃つだけで、ジンのど真ん中に命中させ。脅威を排除した。
一方キラも、何か発見したらしく。ポッドを抱えていた。

 「あのヨハンさん、これ…」

 「アークエンジェルで中身を確かめるしかないな」

 「わかりました」

 「一旦戻るぞキラ」


――――――――――――――――――

 「つくづく君は、落とし物に縁があるらしいな」

 「空けますぜ」

その声に、銃を構える兵士たち。
だが……。

 「恐らく銃は要らないな。この大きさだと人ひとり分しかない。
 要人には違いないが、戦闘の能力はないだろう」

 「それは何か確信は?」

 「兵士として優秀なら、最初から出撃している。そして破壊された船が2隻という所だ」

 「成程な。戦闘隊員をわざわざ余らせる事は、あちらさんもしないな」

その言葉に銃を持つ者は、銃口を下げ出方を見る事にする。
マードックも一応の結論が出たとして、ハッチを開ける。

 「ハロー、ハロー?ハローラクス!」


能力は低いが、間違いなく外見はハロだった。
しかもピンクである。

 (タチハロにピンク…無いな)

 「ありがとう。ご苦労様です」

中からは、ラクス・クラインが出てきた。
彼のエイプリル・フール・クライシスを決定した、シーゲル・クラインの娘だ。
凡そ10億程の人間を殺した父親を持つという気持ちは、ないのであろう。
まぁでなければ、戦争中に慰問等しないだろうな。

 「あら?あらら?」

体が流れていくラクスを掴んだキラ。
そのキラの制服を見て。

 「あら?これはザフトの艦ではありませんのね」

そんな言葉にラミアスとナタルは

 「ふぅ〜…」

 「はい?」

と片方は頭を痛め、もう片方は唖然としているのだった。


 「ポッドを拾って頂いて、有難うございました」

アークエンジェルのある一室。
そこがラクス・クラインに仮で与えられた部屋であり。
ムウ、ラミアス、ナタル、俺がこの娘と話しをする場所となって
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