『失敗』
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僕はやっと
出逢えたんだ。
僕の命の恩人に。
あの時と同じ匂い。
同じゴハンだ。
おいしいゴハン。
あの
あったかいもの。
違う色のものに
変えてしまった。
ちょっと違うけど
きっとあの時の
命の恩人だ。
優しい女の子。
この子も小さい。
子供なんだ。
僕と同じなんだ。
女の子が
僕に近付く。
僕は思わず
後退りしちゃった。
怖くないのに。
あれ?
なんでだろ...
あっ
女の子が
淋しそうに笑う...
ごめんね!
違うんだ...
ごめんね!
ありがとう...
どうしよう...
女の子は
行っちゃった。
どうしよう...
失敗しちゃった。
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