暁 〜小説投稿サイト〜
猪突猛進
第五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
すか」
「そうしますか」
「そうしよう、しかし学問もな」
 それもというのだ。
「やっぱりあれだな」
「考えるより動く」
「そうした方がいいんですね」
「あれこそ考えるより」
「手や足を動かすべきですか」
「本も開いてフィールドワークをする」
「現地調査もですね」 
 周りも彼に言う。
「それでもいいんですね」
「先生みたいなやり方も」
「そういうことだ、さあまた忙しくなるぞ」
 この度の発見でだ、このことは言うまでもなかった。
「じゃあそこでも動くか」
「本当に動く学者さんですね」
「猪突猛進ですか」
「そしてそれが道を開く」
「そういうことですね」
 周りはその暢樹に笑みを向けていた、少なくとも今回の彼の行動は大きな実りとなった。考えるより動く、そうした学者もいてそれが大きなことをする。彼はそれを周りに見せたのだった。


猪突猛進   完


                           2016・5・25
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ