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HUNTER×HUNTER 六つの食作法
002話
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瞬後ろを向き笑みを浮かべるとシャネルもメラメラと勝負心が刺激される。

「負っけねぇぞぉおおお!!」


「「ゴォオオルッッ!!」」

気付けば競争になっていたのかクラピカとシャネルは階段の終わりと到達すると勢い良く飛び出して声を張り上げた。飛び出た先は深い深い霧に包まれて2メートル先も見渡す事が出来ない場。

「はぁはぁはぁ……ど、どっちが先だった……!?」
「お疲れ様シャネルにクラピカ!」
「ようゴン……ふぅ、んっそちらさんは新しい友達か?」
「うん!一緒に競争してたキルアだよ!」
「宜しく、それと俺の目には二人同時だったぜ」
「おうよろってマジか……」

結果に若干がっかりしながらもバックからドリンクを取り出してゴクゴクと飲む、流石にあれだけ走りこんだ後に飲むドリンクと言うのは身に染み込んで来る。

「シャネル俺にも貰えないかな?」
「おう約束だからな、ほれ好きに飲めよ」
「あっ俺にもくれよ」
「私にも頼む」

次々とドリンクへを手渡し一同は喉の渇きを潤していく、休憩しつつ他の試験者がやってくるのを待っているとよろよろと階段を上りきったレオリオは倒れ付した。

「つ、着いたぁ……」
「レオリオお疲れ様!」
「お先に休憩させて貰ってるぞ」
「だらしねえぜおっさん」
「誰がおっさんだてめぇ!!俺はお前らと同じく10代だああぁ!!!!」
『え"っうそ!?』

レオリオの発言に思わず凍り付き動揺しまくる一同、何気に今日一番驚いた出来事かもしれない。まさか20代後半のような風貌で10代だとは………。

「レオリオって10代だったの!?うっそぉ!?」
「うそじゃねえよ!!っててめぇらだけなんでなに飲んでんだよ!!?俺にもくれ!!」
「あ、ああほらよ」
「老けすぎだろ……」
「喧しい!!」

不貞腐れたようにドリンクを飲むレオリオ、あそこまで驚かれたならまあ解らなくも無いが。

「あ〜一応言っとくが俺は20代だからな、今22だ」
「あ〜良かった、もしもシャネルまで10代だったらもう顎外れちゃうかと思ったよ」
「寧ろそんな形で22なのかよ、もっと歳行ってても可笑しくないだろ」
「(私と5歳差だったのか……もっと年上かと思ってた)」
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