第三十六話 異次元の敵
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・・ぜぇ・・・何なんですかこの基地・・・」
侵入者・獅童燐がシャマル先生の部屋に一歩踏み入れた瞬間。
「え?」
360度の全方位からビームキャノンが現れゼロ距離で突き付けられる燐。
「ウチのメカニック用心深くて」
「いや!用心深いってレベルを超えているような気が・・・て!そんな場合じゃなくて南力さんが狙われてるんです」
力の危機を伝えにわざわざ来てくれたらしい燐。
すると
「あ〜そう?わざわざ知らせに来てくれてありがとうね〜まあお煎餅でもどう?」
力が何者かに襲われていると知ったのにまるで気にした様子の無いシャマル先生。
「・・・あの・・・それだけですか?」
「ああ別にいつもの事だし〜どうせまた誰かから恨み買って来たんでしょ」
唖然とする燐に対し飄々とするシャマル先生。
そして燐は心の底から思った。
(何で会う人会う人こういう反応ばかりなんだろう!?)
実はここに来るまでに燐は様々な人に力の危機を知らせたのだが・・・
南家弟・新次郎と妹・ことはの場合
「「えええ!?うっそおおおおおお!?」」
人並みの反応を示した後二人は祈った。
その内容とは・・・
「神様!!兄ちゃんはいいですからどうかはやて姉ちゃんをお守りください!」
「私も!ウチのお兄ちゃんはどうでもいいですから、はやてお姉ちゃんは守ってください!!」
兄妹そろって力の事はどうでも良いらしい。
シグナムとヴィータの場合
「え?力が危機だと?・・・ああ大した問題ではない」
「そのまま死んでくれればせいせいするし」
あまりにも雑な扱いの二名。
なのはとフェイトの場合
「何!?あの悪魔が誰かに狙われてるって!?冗談じゃないの!!あの悪魔を殺すのは私なの!!」
「うん!!あの悪魔は私が真っ二つにしてやるんだから!!」
力に明確な殺意を現す人達。周囲に力死ねと書かれた紙やらボコボコにされた力型のサンドバッグがあった。充満している執念のような物はスルーする燐。
(この人・・・なんでこんな扱いなんだろう・・・)
力に対して若干同情する燐。
トドメにシャマル先生が・・・
「力君が死んだら〜優しく〜丁寧に〜舐めるように〜解剖してあげる〜」
普通のシャマル先生なら凄くセクシーに聞こえるであろうが・・・このシャマル先生が言うとただの嫌がらせにしか聞こえないのはこの話の特徴であろう。
するとシャマル先生の部屋のモニターが開き八神組の良心であるチームアルフェリスの姿が・・・
『そんな事一々悩まなくたっていいぞ?』
「え?」
『生きてる奴が勝つ・・・それがあいつだ・・・』
ビルガーの言葉を受けて
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