圏内事件〜始まり〜
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
あれから、僕は両手剣使いとしてソロで攻略を進め、トッププレイヤーの仲間入りを果たした。
その途中で両手剣からの派生スキルの大剣スキルをマスターし、血盟騎士団に加入した。
初めて血盟騎士団の団長、副団長に面会したときは、興奮が抑えきれなかったが、驚いたことに、当の副団長様が、実は僕の従姉の明日奈だったのだ!!!!!
その後色々あって、僕は団長、副団長の補佐官となってしまったのである。
・・・で、今に至る。
10月6日 気温23度 湿度45% 天気快晴 ????絶好の昼寝日和
と言うわけで、今日は攻略をサボり、だらけるべく、先日キリトさんに教えてもらった昼寝スポットに向かった。
目的地に着くと、もう先客がいた。
「早いですねキリトさん。」
「こんなに天気がいいんだから、早くからいない方がおかしいだろ。」
「まぁ、そうですね。では早速。」
しばらくねころがってボーッとしていると、アスナがやってきた。
「あんたたち何してるのよ。」
「昼寝だよ。アスナ、見りゃわかるでしょ。」
「何で昼寝なんかしてるのよ。ほら起きて、迷宮いくわよ。リョウくんあなた私の副官でしょ上官にだけ仕事させない!!」
「まあまあそんなに怒らずに、気持ちいいよ」
「ん〜・・・・・・・・・んんーーー・・・・・・、じゃあ、5分だけだからね。そしたらすぐ迷宮行くからね」
「お!これでアスナもサボりの仲間入りか」
「うるさい」
なんだかんだいいながら芝生に横になると気づいたときにはもう寝ていた。
さすがにKob副団長様ともなると、忙しさの度合いが尋常じゃないらしい。
「いろいろ大変なんでしょうね。」
「気の済むまで寝かせてやるか。」
「ですね。」
・
・
・
・
・
・
・
・
8時間後
アインクラッドの外周部からオレンジ色の夕日が見える頃になって、やっと目を覚ました。
「うにゅ」
うにゅ?大丈夫かなこの人
頭を振って眠気を飛ばし、同時に周囲も確認。
そして僕たちの存在に気づくと、
顔を瞬時に赤く染め⇒(羞恥)やや青ざめさせ⇒(苦慮)ダメ押しでもう一度赤くし、⇒(激怒)
「な・・・アン・・・・・・どう・・・・・・・・・・・・」
再び意味不明な言葉をつぶやく。
・・・・・・大丈夫かなこの人・・・
こんなことをしていてもらちが明かないので、先輩とともに最上級の笑顔でとどめの一言。
「「おはよう。よく眠れた?」」
アスナの右手が一瞬ピクリと震えた。 しかしさすがと言うべきか、レイピアをぬくことも、この場からダッシュで逃げ出すこともしなかった。
「・・・
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ