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ドリトル先生の名監督
第六幕その七

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 先生は相撲部の皆に飲んだ方がいいお酒についてもお話するのでした、そしてその他に飲むべきものもお話しました。
「あと野菜ジュースや豆乳もね」
「ああ、ソフトドリンクっていいますか」
「お酒じゃない飲みものもですね」
「身体にいいものを飲む」
「そうした方がいいですね」
「うん、お茶もいいよ」
 飲むものはというのです。
「炭酸飲料とかも過ぎたらね」
「よくないんですね」
「そうしたものを飲むのも」
「そういうこともですね」
「よくないですね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「気をつけてね」
「豆乳ですか」
「それに野菜ジュースですね」
「そうしたものを飲むべきですか」
「あとお茶」
「そうしたものをですか」
「うん、飲むものも大事だから」
 食べるものと同じく摂取するものだからです。
「考えていこうね」
「ですね、ただ」
 ここで部員の中で力士さんにしては少しすらりとした人が言いました。
「一つ思うことは」
「と、いうと」
「はい、先生の言われてることは普通のことですね」
「ああ、健康の為にだね」
「お酒を飲み過ぎない、バランスにいいものを食べる」
「それに飲むものもだね」
「全部普通のことですね」
「うん、それはね」
 実際にと答えた先生でした。
「普通のことを普通にすることが」
「いいんですね」
「そうなんだ、身体はね」
 それこそというのです。
「普通のことを普通にするのがね」
「いいんですね」
「多少はおかしなことをしてもいいけれど」
「過ぎないことですね」
「それがいいんだよ」
 まさにというのです。
「普通のことを普通にだよ」
「くれぐれもですね」
「そう、何かとね」
「わかりました」
 その部員さんも頷きました、先生はこのお話の後は稽古をさらに見ていきました。その時は穏やかに見守っているだけでした。
 そして稽古の後で、です。先生が研究室で論文を書いていますと。
 動物の皆が先生にです、こうしたことを言ってきました。
「お酒だけじゃないんだね」
「飲みものもなんだね」
「注意しないと駄目なんだね」
「先生が言うには」
「そっちもなんだね」
「そうだよ、そちらもね」
 くれぐれもというのです。
「僕にしてもね」
「うん、先生もね」
「そういえば最近紅茶のお砂糖減ったね」
「日本に来てから」
「そうしてるね」
「日本のお菓子の味に合わせたというか」
 むしろというのでした。
「そうだね、僕も健康志向になったね」
「イギリスにいた時よりもね」
「先生食べるもの変わったしね」
「飲むものもね」
「それでなんだね」
「そうだね、飲むものもね」
 それもというのです。
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