暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic12君は誰の子? あの人の子〜Parent & Children〜
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し。そして俺たちはシャマルやアイリと一緒に、改めて食堂へと足を運ぶ。

『あのさ、なんかわたし、避けられてない? ヴィヴィオとフォルセティに・・・』

シャルが念話でそう訊いてきた。ヴィヴィオはなのはの、フォルセティは俺の隣を、小さな歩幅で一生懸命歩いて付いて来る。ただそんな中で、時折シャルをチラッと見ては顔を逸らすというのを繰り返している。どう見ても怖いものから逃れようとしている子供だ。

『お前さ、コイツらの前で散々怒鳴り散らしてただろ。しかもルシ――セインテスト調査官をフルスイングのビンタで吹っ飛ばしたしよ』

『くっはぁ! やっぱりそれが原因か〜! 時間を戻す術が有ったらぁ〜・・・!』

『あらあら。シャルちゃんは一体何をやっているのかしら』

苦悩するシャルの表情をタイミング悪く見たヴィヴィオとフォルセティはさらにビクッとして、フォルセティは俺と繋いでる手に力を込めてきた。あー、これはもうダメっぽいな。しばらくは避けられるぞ。

『あの、ヴィヴィオとフォルセティの今後ってどうなるんですか?』

『う〜ん・・・、今回の事件を解決するまでは六課で預かることになるよ。解決後はそうだね・・・。一応里親を探してみるつもり』

『ですけどもう・・・ママとして見られてますし・・・』

『もうなのはさんから離れるのは無理ではないかと・・・』

キャロの問いにそう答えたなのはだったが、スバルやティアナの言うようにヴィヴィオはもう完全になのはに懐いている。これで引き離すのは酷というものだろう。先と同じようになのはが引き取るのがベストだろう。

『う〜ん、やっぱりそうかなぁ〜。どうしよう・・・』

『セインテスト調査官も、フォルセティを里親に出す系ですか?』

『ん?・・・ん〜・・・』

俺もリインからそう訊かれた。が、これは先とは違って初経験だから困惑する。フォルセティも俺を父と呼び慕ってくれている。オーディンのクローン=俺のクローンだから、息子ではなく双子のような関係なんだよな、本当に妙な感覚だが。

『うちは本局の寮で、アイリも居るしな。俺は寮を空けることが多いうえに、アイリに世話させるのも大変な事になりそうだし。保護責任者くらいにはなってもいいが・・・』

念話=素の俺、というクセが付いてきてしまっていることで、全体念話でサラッと普段の口調を使ってしまった。僅かな沈黙があったが、『じゃあさ、じゃあさ!』シャルが何事もなかったように話を続けてくれた。

『もう引き取っちゃえば? 住む家は私の実家で〜、ルシルとアイリも一緒に住んで〜、ルシルがパパで〜、わたしがママ! きゃぁぁぁぁ? 』

シャルがそんなことを言いだした。そこに切り込んでいくのが『ちょう待って、シャルちゃん。それは聞き捨てなら
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