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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic12君は誰の子? あの人の子〜Parent & Children〜
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』
フォルセティとヴィヴィオ、それと“レリック”ケースを運んでいたトレーラーの爆発事故の調査についての続報だ。ギンガの話だと、損傷の激しかったコンテナ内部からある機械部品が見つかった、と鑑識班から報告を受けたとのことだった。
『こちらで再現してみたところ、どうやら生体ポッドのようです。5〜6歳の子供が収まるほどの大きさの物が2基ですね』
新たに展開されたモニターに、再現された件の生体ポッドが映し出された。あたしはポッドを見ても特に思うことはなかったんだけど、「コレ・・・」フェイトとはやてが反応した。リインが「知ってるですか、はやてちゃん、フェイトさん?」そう訊ねると・・・
「うん。前に事件捜査の時に少しだけ・・・」
「私は資料を見ただけやけどな。・・・人造魔導師計画の素体培養器、やね」
『はい。私も同じ意見です。アリサさんが戻って来る以前に一度だけ見たことがあります』
2人やギンガがそう話してくれた。プライソン製のサイボーグの死体。ソイツが運転してたトレーラー事故。コンテナから逃げたヴィヴィオとフォルセティ。破壊された素体培養機。もうこれだけであの子たちの正体は確実なものへとなっていく。
「そう。ありがとう、ギンガ。あたしもすぐに戻るから、資料纏めておいて」
『了解です』
ギンガとの通信が切れ、部隊長室はシーンと静まり返った。フォルセティはおそらくルシルの遺伝子データを用いて生み出されたクローンだ。でもヴィヴィオは誰の?ってなる。そんな中で最初に口を開いたのはルシルだった。
「・・・シャル。聖王教会から盗まれたという2つの聖遺物・・・アレ、見つかったのか?」
シャルはハッとした後、「あなたへの怒りでそこまで気が回らなかった。反省・・・」ガックリと肩を落としてしょんぼり。“闇の書”事件も終盤に差し掛かった頃だったかしら。そんな話をシャルから聞いた気がする。聖遺物が教会本部から盗まれたって。・・・って、まさか・・・。
『そっか。ルミナちゃんが言ってたのはそういうことだったんだ・・・』
ここでなのはから念話が入る。シャルが「どういうこと?」って訊き返すと、盗まれた聖骸布の持ち主だったヴィヴィオの身体的特徴が聖王女オリヴィエと一致してるんだけど、それが偶然の一致かも知れない。だけど偶然じゃないかも知れない。ルミナからそう聞かされたって。それはギンガからの報告で、後者だってことがほぼ確定した。
「え、ちょっと待って、なんか、その話だとまるで・・・」
「うん。ルミナちゃんが言いたかった事ってつまり・・・」
「プライソンが関わってる以上、ヴィヴィオとフォルセティは・・・」
「記憶転写型クローニング技術――プロジェクトF.A.T.E、もしくはただのクローン技術によって
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