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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic12君は誰の子? あの人の子〜Parent & Children〜
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†††Sideアリサ†††
ルシルと全くと言っていいほど似てる男の子フォルセティ。あたしも、ギンガとは別行動(トレーラー事故の件に回ってもらった)でフォルセティの捜索に参加してた。地下水路であの子を発見して、その姿をきっちりと確認した際の衝撃と言ったら。ルシルをそのまんま小さくしたかのような感じですごいビックリしたわよ。
そんなフォルセティは、六課から貰ってた生命反応消失ポイントから結構離れた水路の一番奥で蹲ってた。発見してから地上へ運び出すまでは意識はある程度残っていた。その際の聴取で、名前がフォルセティ、ファミリーネームは不明、母親も不明、ただ・・・
――ぼく、じゃあお父さんのお名前は判るかな?――
――パパの名前は、ルシリオン・・・――
父親の名前が、あたし達の知ってる親友のものだということが判明した。その返答を最後にフォルセティは意識を失った。すぐに近くの聖王医療院へ搬送。精密検査をしている最中に、子供を保護したことを六課へ報告しようとしたんだけど・・・
――ダメ。事前に報告したらルシルに言い訳を考える暇を与えるじゃん――
――言い訳ってアンタ・・・。ルシルが本当に父親だと思うわけ? そりゃ確かにそっくりだけどさ――
――解る、わたしには解る。遺伝子レベルでルシルと似てるってことが――
――あたしもあの子を見りゃ解るわよ。ソックリってレベルじゃないものね、あの子。だからさ・・・――
――だからルシルに逢って直接問い質す――
――人の話しを少しは聞きなさいよ。はぁ。そうすればいいわ。絶対に怒鳴られるから――
そっからのシャルは怒りを内に込めたまま、フォルセティに合う子供服を用意したりと淡々と仕事をこなした。そしてあの子の検査結果は異常無し。衰弱と空腹が原因で意識が飛んだことが判って、そう時間を置かずにあの子は目を覚ました。点滴と温かいご飯ですぐに元気を取り戻した。
――フォルセティ。あなたのお父さん、ルシリオンのところに行こうか? ヴィヴィオも一緒だって言うし――
――いく!――
ルシルと、先に保護されてた女の子であるヴィヴィオが居るって知って、さらにそこに行こうってシャルから言われたフォルセティは、それはもう可愛い!って言ってしまうくらいに満面の笑顔で大きく手を挙げた。うん、あれはしょうがないわよ。あたし達が知ってるルシルで一番若い頃の年齢って8〜9歳。でもフォルセティはそれより幼くて、もう完全に女の子にしか見えない。素で、可愛い!って言っちゃうわよ。
「――で? 釈明を聞かせてもらえるんでしょ?」
そして今、あたしとシャルは六課の部隊長室に居る。フォルセティはなのはやヴィヴィオ、それにフォワード4人と一緒に別室へ。あたしの視界にはルシルを睨むシャル、そ
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