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第三章
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呂に入って」
「それでお勉強もね」
「頑張ってね」
「そうするわね」
 こうしたことも祖母と話した、瑠璃はこの後実際に食事の後風呂に入り勉強もした。その間に両親も家に帰ってきていた。
 八条神社は神戸の長田区八条町にある、そこで開かれる大会にだ。
 瑠璃も中学二年の部で出場した、そして。
 放った弓矢を次々に真ん中に当てて優勝した、その彼女を部全体が祝福するが。
 その皆にだ、瑠璃は笑顔でこう言った。
「いいことがあるって言われて本当にありました」
「優勝出来たことが?」
「そのことがなのね」
「はい、ありました」
 こう言うのだった、鵺のことは祖母以外には言わなかったがこのことを実感した。そしてそのうえで全国大会にも思いを馳せるのだった。


鵺   完


                        2016・9・26
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