コラボ:春人とナオキ。これは、とある日常
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と電話しててそれが楽しくて、終わった後もその余韻に浸ってたから...。
今夜は気をつけなきゃ!
と、気合いを入れ直したところで、
「あれ?花陽ちゃん、凛ちゃん......それに真姫ちゃんも」
「あ、春人くん!」
「春くんだにゃー!」
向こう側から私達を呼ぶ、私の幼馴染みの声が聞こえてきた。
今日は何故かテンションが高いようでいつもより声のトーンが高い気がする。
それにまだ制服姿、まだ部室に行ってないのかな?
「あぁ、春人。あなた部室に行ったんじゃないの?」
「部室?あぁ、うんまだ行ってないよ。部室の鍵空いてなくてさっき海未ちゃんが警備員室に取りに行ったところなんだ。それより真姫ちゃんは何してたの?花陽ちゃん凛ちゃんも」
「だからなんで春人も同じ質問してくるの!?日直って言ったじゃないの!!」
「あ、あぁごめん」
───なにか違う。
花陽と凛は確信に近い"何か"を悟った。女の勘と真姫にはわからない長年の付き合いだからこそわかることという二つの感覚が2人に確信に近いもの与えたのだ。
だけどそれが何なのかはイマイチピンときていない。
だけど普段の春人では無い事に確信はあった。
「ねぇ春人く───」
「それにしてもさぁ3人とも」
遮断。
あの春人が人の言葉を遮って喋り出すということに、流石の真姫も眉を潜めた。
そして、やたら人を品定めするかのようなねちっこい視線。
そして次の発言。
「可愛いよね〜♪」
「「「っ!?」」」
唐突の言葉に赤面。
普段の春人なら言わな....くもないけど、含まれる意味やらタイミングがいつもと全く違う。それでも相手は高橋春人。
容姿も声も、なにもかもそのままだ。彼に想いを寄せていることを隠しているけど隠しきれず?’sの全員にバレている花陽と凛は完全に赤面して『あわわあわあわ』と言葉を失い、僅かに好意を寄せる真姫は少し頬を染めて目を背けている。
「ホント、イミワカンナイ。どうしたのよ春人。なんかいつもと違う気がするけど」
「そうかな?僕はいつも通りだと思うけど」
「ねぇ真姫ちゃん」
いつの間にか春人は真姫の隣にいて、何気ない顔つきで真姫の腰に手を当てて自分の方に寄せていた。
更に赤くなった真姫はキッと春人を睨みつけて震えている。
「な、なにするのよ!」
「ん?いやぁ真姫ちゃん綺麗だなぁと思って。触りたくなったんだ」
「さ、触りたいって。離してよっ!」
明らかに嫌がっている真姫。絶対これはおかしい、いつもの春人くんじゃないと思った花陽は彼を止めようとして、
「は、春人くん?止め───」
「......(大丈夫だよ真姫
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