暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!〜夕陽に咲く花〜
コラボ:春人とナオキ。これは、とある日常
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がこんな変態チックな発言をしたんや!じゃなきゃ純情でぴゅあぴゅあな春人が男×男の意味を持つアカン発言をするわけがないんや!!



「なんでそんなに怯えてるんですか?」
「そ、そんなん決まってるやろ。お前大丈夫か?」
「もちろん正常ですよ?」

じわり、じわりと迫りよってくる春人と一歩、また一歩と後ずさりするおれの図。遂には部室の片隅に追いやられ逃げ場を失ってしまう!!

どうする!?このままだと春人に男として奪われてはいけないものを奪われてしまいそうな気がするんやけど!!

「ねぇナオキくん......」

春人はその細い指でおれの顎を持ち上げる。
世間で今流行りの"顎くい"というものをされてしまった!よりにもよって男である春人(・・・・・・)に!!!ふっざけんなぁぁぁっ!!
こんなん気持ち悪いわっ!腐女子が湧き出てくるぞおい!!

という悲しみの叫びも口にしなきゃ意味が無いことくらい音ノ木坂に来てから痛いほど経験している。なのに口が上手く開かないのは震えて声が出ないからというのもおれは知っている。

つまり何が言いたいかと言うとやな。



「だ、誰か......たすけて....」
「ここには僕とナオキくんだけですよ?大丈夫です、痛くしませんから......」







さよなら、おれの青春...
さよなら、絵里...


おれは成す術なく、近寄る春人をただ眺めることしかできなかった。






〜☆★☆〜







そんな出来事があったなんて露知れず。
職員室に用事があって部室にやって来るのが遅れた小泉花陽と星空凛は普段の日常如く、一年教室前を歩いていた


「みんなもう部室にいるよね?」
「りんたち遅れちゃったからね〜」

そして、ガララと音を立てて出てきたのは2人の大切なお友達西木野真姫だ。
ふうっとため息をついてから彼女は背を向けて花陽達と同じ方向に歩を進める。


「真姫ちゃーん!待ってー!」
「え?あぁ、花陽、凛」
「なんで真姫ちゃん教室にいたのかにゃ?」
「なんでってそれは日直だったからに決まってるじゃないの。貴女たちこそ何してたの?」


宿題を忘れちゃったから、なんてとてもじゃないけど厳しい真姫には言えなかった。珍しく宿題を忘れてきた花陽は常習犯の凛と同じように怒られて気持ち的にちょっとしょんぼりしている。

「りんとかよちん宿題忘れてきちゃってさっきまで怒られてたにゃ!」
「凛ちゃん言っちゃうのぉっ!?」
「えぇ?凛はともかく、花陽まで宿題忘れたの?もーしっかりしなさいよ」


うー、真姫ちゃんにまで注意されちゃった。確かに昨日はぼーっとしてたんだよね。春人くんと夜ずっ
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