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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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な訳で生徒のみなさん」

「「「「「は、はい!」」」」」

美由希に声をかけられ、少し驚くアスカ達。

「なのは先生、ちょっと厳しい先生みたいだけど、色々よろしくしてあげてね?お姉ちゃんからのお願い」

「「「「「はい!」」」」」

思わぬ美由希のお願いに、フォワードメンバーは元気よく返事をした。

「お姉ちゃん、あの、なのはにも一応上官として威厳と言うものがあってね…」

「えー!」「いいじゃない!」「親しみも大事だよ」「うん!」

エース・オブ・エースも、姉や幼なじみ達にはタジタジのようだ。

しかし、その気取らない関係は居心地が良さそうに見える。

「暖かい、いい家族や友達だな」

アスカがなのは達を見て呟く。

「本当ですね」「皆さん、良い人ですよ」

キャロもエリオも笑って答える。

「みんな、優しいよね」

スバルもニコニコ笑う。だが、

「……」

ティアナだけは、ただ黙っていた。その表情はどこか固い感じがする。

キャロがそれに気づいた。

「…ティアさん?」

「ん、なに?」

「あ…いえ…」

(なんだろ…ティアさん、少し寂しそな感じが…)

なのは達を見るティアナの目が、羨ましそうに見えたのは気のせいだろうか?

そう思ったキャロであったが、結局言い出せなかった。

その後、今度はフォワードメンバーが自己紹介をする流れとなった。





「あれ?もう飲み物が無くなったかな?」

なのはが、空になったペットボトルを手にキョロキョロと辺りを見回す。

「まだ5、6本あった筈だけど?」

どこだっけ、とアリサも探し出す。

「湖で冷やしてあるよ」

「あ、じゃあオレ行ってきますよ」

すずかが言い終わらないうちにアスカが立ち上がった。

「あ、ボクも」「私も行きます」

立ち上がろうとしたエリオとキャロを、アスカは軽く押さえるように座らせる。

「いいから食ってろ。ペットボトルの5、6本くらいなら一人で大丈夫だ」

アスカはそう言って二人をスバルに任せて席を離れた。

「待って、アスカ」

そのアスカを、ティアナが追ってきた。

「アタシも手伝うわ」

「別に大丈夫…いや、じゃあ頼むよ」

アスカは、一度は断ろうとしたが、思い直して一緒に歩き出した。

少し離れると、自然の静寂さが周囲を包み込んでいるのに気づく。

「悪いな、ティアナ。気を使わせて」

アスカは、また自分がピリピリするかもしれないから気を使ってティアナがついてきたのだと思った。

「いいのよ、別に。少し歩きたいと思っていた所だったし」

そっけなくティアナが答える。

「しかし、あ
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