暁 〜小説投稿サイト〜
ヨハンだがこんな状況を覆す
SEEDに介入
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。しばらく様子を見させてもらう」

 ――――――――――――――――――

 少年兵たちが搬入途中のMSを乗せた車両を襲っている。
 武器は…手榴弾に機関銃を使用しているようだ。

 (身体能力は高いな…。だがそこまで脅威ではない)

 自分も特別性のオートマ拳銃。全長30cm口径13mm重量3kgという完全に趣味の物だ。
 旧時代のデザートイーグルを元に改造した拳銃だが。FFの配布される拳銃は普通だと言っておこう。

 そんな事を考えていると。目の前のMSが次々と立ち上がる。

「バスターとデュエル…ブリッツか」

 それらが飛び去ったのを見て。行動を開始する。

「アスカローネ、行動を開始する」

 フェイズシフトを起動せず、元の黄色い装甲の状態でその場から動き出す。

 ジンがこちらに向けてアサルトライフルを発射してくる。
 だが俺のアスカローネは、ジンの様に一部分しかスラスターがない訳ではない。

「遅い!」

 巡航状態に変形して突っ込む。

「ぐわぁあああ!!」

 接触回線で声が聞こえるが、構わず大型クローで挟み切った。
 情勢を考えると、まずプラントには参加できない。
 自分はコーディネイターではないからだ。それにラウ・ル・クルーゼと一緒に居る事は現在あまりよくはない。
 アークエンジェルに乗ってオーブに接触する機会を持った方が賢明だろう。

 ジンが落した重斬刀と、76mm銃突撃機銃があるが。必要ないので機銃に重斬刀を刺し、破壊しておく。

「さて、こちらを見ている彼に接触するか」

 モニターにはこちらを警戒する、ストライクの姿がある。
 ゆっくり歩いて近づく。勿論両手は上げる。
 そしてコクピットを開き、外に出る。

「安心しろ。敵じゃない」

 近くにいた学生組が恐る恐る、こちらを見て質問をしてくる。
 質問をしてきたのは、サイという少年だった。

「あの。そのMSは…」

「俺の商売道具だ。それよりそこのパイロット君?降りてきたらどうかね」

 俺の言葉を聞き。ストライクのコクピットが開き、一人の少年が降りてくる。

 名をキラ・ヤマト。この世界の主人公と思わしき人物だった。
 
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