博麗神社にて
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れですか?」
「あー、後で自分で出すから覚えてね」
どうやら積極的に叶夢を使っていくつもりのようだ。まあ何もしないよりはマシなのだが。
「はいかんせー。運ぶわよ」
「いぇっさー」
完成したようだ。言われたものを茶の間に運んでいく。
「いただきまーす」
お互い会話もなくもくもくと食べる2人。その静寂を破ったのは霊夢だった。
「ねぇ」
「はい?」
「紫に何か聞いてない?」
「何かって…何も」
実際何も聞かされてないのは少し問題な気もするが八雲紫がどこにいるかもわからないので聞きようがなかった。
「そ……じゃあ何か気になることを言ってなかった?」
「気になること……あ」
ふと昨日の夜を思い出した。神社に行くまでの道のりで言っていた事だ。
「何か言ってたの?」
「俺が死んだら困るって言ってました」
「そりゃ困るでしょうね。あいつにも何か事情があるみたいだし。他は?」
「んー…特に何も」
他に特に気になることも無かったのでそう答えるしかない。
「んー」
何かを考える素振りを見せる霊夢。
「ダメね。情報が足りないわ」
やがて諦めたように食事を再開した。つられて叶夢も再び食べ始める。
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
「お粗末さま。それは何より」
食器を片して部屋に戻った。寝巻きから着替え神社を探索する事にした。
「結構広いんですねー」
うろうろと探索する。外に出て周りも探索する。
「え……温泉?」
少し奥の方に温泉らしき湯が湧いていた。どうやらお風呂は豪華なようだ。
「おーい、叶夢ー」
そこで霊夢のお呼びがかかった。声のする方に行くと霊夢が風呂敷を持って立っていた。
「出掛けるわよ。準備を……ってすることも無いか」
「どこに行くんです?」
聞くと霊夢は叶夢に風呂敷を投げ渡しこう言った。
「人里に買い物よ」
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